大阪商工信用金庫新本店ビルの本町通り沿いにある、巨大なフェニックス・モザイクレリーフ「糸車の幻想」は、今井兼次氏が手がてた物で、旧ビルの屋上の塔屋に設けられていました。旧ビルのテナント入居者の憩いの場となる屋上広場を飾るものとして、ガウディに大きな影響を受けた同氏がデザインたレリーフは、このビルと街の歴史を継承するために新ビルの低層部に保存再生される事になりました。
フェニックス・モザイクレリーフ「糸車の幻想」は建物好きの間ではメジャーな存在ですが、夜間ライトアップされている事はあまり知られていません。
この「糸車の幻想」は繊維産業を象徴する糸車をモチーフにしてますが、水盤に反射した姿は糸車感が倍増した感じです。
ライトアップされたフェニックス・モザイクレリーフ「糸車の幻想」。風の無い日は水盤に反射したレリーフが一層美しく見えます。機会があればぜひ一度、訪れてみてください!
アバンギャルドなこのデザイン。これが50年以上前の作品とは思えないくらい、非常に見事だと思います。