大阪市は船場地区において観光魅力向上のための歴史・文化的まちなみ創出事業「かんまち事業」を進めています。この事業は、歴史的・文化的資産等を有する街並みの再生・活性化や、新たな街並みの個性を引き出すために、無電柱化や周辺景観と調和した道路整備などに取り組むことによって、新しい集客拠点化を図る取り組みです。
【出展元】
→観光魅力向上のための歴史・文化的まちなみ創出事業
→「大阪市無電柱化推進計画」を策定しました
【過去記事】
→芝川ビル前の電柱電線類が地中化!伏見町線道路改良工事の状況 19.06
→芝川ビル前の電柱電線類が地中化!伏見町線道路改良工事の状況 19.05
日本生命ビル、芝川ビル、大阪倶楽部の周辺を先行整備
「かんまち事業」は、歴史的建築物など、既存のまちの魅力を向上させる資産が集積し、かつ民間開発が進む箇所において、先行して整備をめざす3箇所(日本生命ビル周辺、芝川ビル周辺、大阪倶楽部周辺)と整備に向けた検討を進めていく1路線(道修町通周辺)が有識者会議において事業実施箇所として選定されました。
2019年8月 芝川ビル周辺の様子
淀屋橋エリアの有名な近代建築「芝川ビル」前を東西に結ぶ道路「伏見町線」では電柱電線類の地中化工事が行われています。
前回の撮影が2019年6月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
芝川ビル前の様子です。
石畳風の舗装に加え、趣きのある照明器具が設置されました。
船場地区の無電柱化の切り札その1、石畳風の舗装です。
切り札その2、民有地に設置された変電ホックスです。民間の協力が前提となりますが、地上機器の設置スペースがない道路でも無電柱化が容易になりました。
最後は東側から西側を見通した様子です。地上設備の整備はぼぼ終わったので、あとは電線の地中への切り替えと電柱の引き抜きを待つ事になります。