日本生命保険相互会社は2019年3月12日付けのニュースリリースで、解体中の『日本生命淀屋橋ビル』を新たなオフィスビルに建て替える事を正式に発表しました。新築ビルの高さは約123m(軒高の可能性あり)、地上25階、延べ床面積約51,500㎡、基準階貸室面積約1,570㎡(約470坪)の規模で、2020年2月着工、2022年10月竣工を予定しています。投資金額は200億円超、想定利回りは4%程度との事です。
【出展元】
→日本命淀屋橋ビルの建替計画について
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.11
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.09
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.09
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.08
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.06
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.05
→日本生命淀屋橋ビル解体工事の状況 19.02
→日本命淀屋橋ビルの建て替えが正式発表。新ビルは高さ約123mの超高層ビルに!
計画地はこちらです。御堂筋の東側、土佐堀通り沿い立地です。
【スペック】
計画名称:(仮称)新淀屋橋ビル新築計画
所在地:大阪市中央区北浜3丁目1番、1番9他
階数:地上25階、地下1階
高さ:123m
構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :
主用途:事務所、店舗(既存 自動車車庫)
総戸数:——
敷地面積:4,666.74㎡
建築面積:2,600㎡
延床面積:51,500㎡(容積対象延べ面積:46,667㎡)
建築主:日本生命
設計者:大林組
施工者:日本生命淀屋橋ビル新築共同企業体(大林組、奥村組、藤木工務店、大末建設)
着工:2020年02月(予定)
竣工:2022年10月末日(予定)
2020年1月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年11月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
建築計画のお知らせでは2020年2月着工予定となっていますが、既にアースドリルなど多数の重機が入っており実質的に着工している様子でした。
敷地内にあった交番は北東角に出来た仮設の建物に移転していました。
南東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。驚いた事に、新ビルの外壁の仕上がりを事前に確認する「モックアップ」が設置されてました!!
モックアップのアップです。完成イメージパースで解らなかったですが、実際の外壁や窓ガラスは かなり高級感があり、新ビルのデザインは相当期待が持てそうです。
日本生命保険相互会社 東館の様です。外観デザインは本館のイメージを上手く取り入れており、ビルの角の「R」などにこだわりが見て取れます。
日本生命淀屋橋ビルのモックをもう一度見てみます。外壁デザインや角の「R」、ガラスカーテンウォールの縦長のサッシなどから、本館にたいするリスペクトを感じる事が出来ました!
石材はY社だと思います。 大丸心斎橋店本館内部の大理石復元を行った会社です。外部はS社でした。日生本店本館の石材は千鳥・大悟のふるさと北木石ですが色合わせで鉄錆びが回った状態でも割れにくい良質な物は数も少なく高額なため、東館や南館では中国・厦門の石材メーカーが調達加工し、Y社に納品しました。日生病院や浜松町クレアタワーなども同じです。諸事情により今は日本からのサイトアクセス制限があるようですが、東館の図面通りに石が並べられた光景は圧巻でした。
思っていた以上の質感、やはり日本生命のアイデンティティーがここにも活かされるのはうれしいです!
モックアップが出てきましたね!
上質感のある外観が非常に良いです(^o^)