ハルパコンサートホール アンド カンファレンスセンター (Harpa Concert Hall and Conference Center)は、アイスランドのレイキャビクにあるコンサートホール兼カンファレンスセンターです。2011年5月4日にオープニングコンサートが開催されたこの美しいホールはアイスランドの玄武岩の景観にインスパイアされた色ガラスのファサードが特徴的な建物でレイキャビクの有名なランドマークとなっています。
【出展元】→https://en.harpa.is/
レイキャビクコンサートホール&カンファレンスセンターの名称は2009年12月11日に公表されました。Harpaという名前は4,156件の提案の中から選ばれた名前です。名前はアイスランド語で、ほとんどの言語で簡単に表現できる言葉の中から選ばれました。ハルパ(Harpa)は古いアイスランドの言葉で北欧の暦の1か月を意味し、その月の初めの日は夏の始まりとして自然などの環境が色鮮やかになることを示しています。またそのコンサートホールや劇場の中で演奏される楽器も意味します。ハルパはある角度から見た際にハープに見えるともいわれています。
陸と海の境界にあるコンサートホールは、空と港の空間、活気に満ちた都市の生活を反映した大きくて放射状の彫刻として際立っています。壮大なファサードは、ヘニングラーセンアーキテクツ、デンマークとアイスランドのアーティスト、オラファーエリアソン、およびドイツのエンジニアリング会社であるランボルとアートエンジニアリングGmbHが密接に協力して設計しました。この形状は設計者のヘニング・ラーセンが、この地域でよく見られる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と言う岩石の形状をイメージしているとのことです。
ホワイエから見ると、ホールは海岸の玄武岩に似た山のような山塊を形成し、表情豊かで開放的なファサードとはまったく対照的です。
28,000平方メートルのコンサートホールは、広大な海とレイキャビク周辺の山々の景色を一望できる孤独な場所にあります。建物の正面には到着ロビーとホワイエエリアがあり、中央には4つのホールが、バックステージエリアにはオフィス、事務局、リハーサルホール、更衣室があります。3つの大きなホールは隣り合って配置されており、南側は公衆がアクセスでき北側は舞台裏にアクセスできます。4階は多目的ホールで、より親密なショーや宴会を行うことができます。
中心にある、センター最大のホールであるメインコンサートホールは、玄武岩のその内部を熱烈な力の中心として示しています。このプロジェクトは、地元の建築会社BatteríiðArchitectsと共同で設計されています。
Harpaは数多くの賞と賞を受賞しています。Harpaは、一流の音楽雑誌であるGramophone誌により、ニューミレニアムの最高のコンサートホールの1つに選ばれ、Travel&Leisure誌により、2011年に最高のパフォーマンス会場に選ばれました。2012年秋、Harpaは北ヨーロッパのベストMICEセンターとして名誉ある賞を受賞しました。