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アマーバッケ(Amager Bakke)は人工スキー場『コペンヒル(COPENHILL)』を屋上に備えた画期的な発電所!

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アマーバッケ(Amager Bakke)は、デンマークのコペンハーゲンにあるエネルギープラントです。人工スキー場、ハイキングコース、クライミングウォール等が楽しめるコペンヒルは、環境の持続可能性とレクリエーション活動を組み合わた、快楽的サスティナビルティを持った画期的な施設です。ビャルケ・インゲルス率いるBIG-bjarke ingelsグループとSLAによって設計されたこのプロジェクトは、単なる発電所ではなく環境教育のハブと位置づけられました。

 

【出展元】
コペンヒル公式HP
Consolis
designboom

 

 

 

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コペンヒル(CopenHill)は、最新のエネルギープラント・アマーバッケの屋上にあるとてもユニークな人工スキー場。屋上から地上まで、約450mの人工芝のスキーコースは初心者から上級者まで対応しています。頂上からは傾斜角度30度超え、ポールも立っているので上級者のトレーニングも可能です。米国Alpen Design社が、イタリア製のシリコーンの人工芝が使用された約9000㎡の広さのスキースロープをデザインしました。

 

 

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コペンヒルには、ゲレンデに足を運ばない人のために、屋上バー、クロスフィットエリア、クライミングウォールなどの施設が併設されています。ゲレンデに沿って左右に階段とセメントで固めたトレッキング用の坂道があります。傾斜角度は5~35度、頂上まで最短で450mの距離があり、登り口から頂上まで約15分ほどかかります。

 

このプロジェクトには、市内で最も高い展望台と、SLAが設計した並木のハイキングコースとランニングトレイルも含まれています。この緑の屋根は、熱を吸収し、空気中の微粒子を取り除き、雨水の流出を最小限に抑える生物多様性のある景観の作成にも役立ちます。

 

 

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デンマークには山がほとんどないので、コペンヒルの人工の丘は珍しい光景に見えるそうです。このコペンヒルの人工ゲレンデの下に廃棄物を処理する大規模なエネルギープラントがあるとは、ちょっと想像できません。

 

 

 

 

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しかし、アマーバッケの本来の目的はコペンハーゲン市と周辺の4つの自治体が所有するAmar Ressource CenterARC)の電気と暖房用などの熱を廃棄物から作る事です。

焼却する50%のゴミは約60万人の家庭ごみで、残りの50%は会社や工場からです。ごみ処理場は36mの深さの焼却炉が2つあり、毎時2530トンのごみを2時間ほど950℃から1000℃の高熱で燃やして、1年間で3万世帯の電気、7万2千世帯の暖房供給が行われる予定です。

 

 

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「アマーバッケ」では、毎日250~300台のトラックの廃棄物が焼却されていますが、ゴミは地下に運搬されるため地上で臭いは全くしないそうです。廃棄物の5%は有毒性など調べられ、焼却後の煙もフィルターを通し無毒化されています。

 

 

 

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アマーバッケの外壁には人工物としては世界最高となる85mの高さのクライミンウォールが登場する予定です。

 

 

 

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草木が茂る屋根でハイキング、スロープでスキーやスノーボード、建物外壁ではクライミングができる。アマーバッケ(Amager Bakke)は、一般的に迷惑施設と受け取られるエネルギープラントに、レクリエーション施設を加え賑わいをもたらす事で、エネルギープラントのイメージを打ち破りました。

2025年までにCO2排出量ゼロを掲げるコペンハーゲンの環境対策の最前線を物語る象徴的な施設として注目を集めています。

 

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