神戸市は、市営地下鉄西神中央駅の西側に整備する文化・芸術ホールと図書館の一体施設について、オープン時期が2022年9月ごろと発表し、同時に施設内のイメージパースを公開しました。施設は3階建てで、東側に文化・芸術ホール、西側に新しい西図書館が入り、両施設をつなぐ交流モールを設ける計画です。鹿島リースを代表企業とする企業連合体が整備し、2021年2月に着工、2022年6月頃の完成予定で工事が進められています。
【出展元】
→西神中央 文化・芸術ホール等整備事業について
西神中央 文化・芸術ホール等整備事業 | ||
所在地 | 神戸市西区美賀多台 1 丁目 1 番 1 | |
敷地面積 | 4,000 ㎡ | |
建物高さ | 地上 3 階(高さ約 19.5m) | |
文化・芸術ホール | 新西図書館 | |
施設規模 | 客席 500 席 | 蔵書約 30 万冊・座席約 300 席 |
専用床面積 | 約 2,500 ㎡ (共用部を含めると約 3,200 ㎡) |
約 2,300 ㎡ (共用部を含めると約 3,000 ㎡) |
共用部面積 | 約 1,400 ㎡ | |
諸室等 | 多目的スペース リハーサル室、練習室 楽屋兼会議室 カフェなど |
学習室、セミナー室 おはなしの部屋 ボランティア控室 対面朗読室など |
その他 | 共用部にはホールと図書館の複合施設であることを活かした、文化や芸術に気軽に触れられる交流モールや、キッズスペースを備える。まちに開かれた施設として、多目的スペースと一体的に使うことのできる交流広場を整備。 | |
代表企業 | 鹿島リース株式会社 | |
施工 | 鹿島建設株式会社 | |
設計・監理 | 株式会社久米設計 | |
着工 | 2021年02月 | |
竣工 | 2022年06月頃(予定) | |
供用開始 | 2022年09月頃(予定) |
文化・芸術ホールは専用床面積約2500㎡、500席。本格的な音響設備があり、クラシック音楽の演奏や舞台芸術、観劇の公演などに対応できる。多目的スペース(1階)やリハーサル室(2階)、練習室などが設けられます。交流モールは、文化や芸術と触れ合える空間を想定し、
1階の東側出入り口付近にカフェを設けます。
図書館は専用床面積約2300㎡で、市西部の拠点図書館に位置付けます。蔵書は約20万冊からスタートし、将来的に約30万冊を目指す予定です。1階は児童書や絵本をそろえ、2、3階は一部吹き抜けで、一般書が並びます。学習室やセミナー室、おはなしの部屋を備え、約300席を予定しています。
神戸市は、神戸市営地下鉄西神・山手線「西神中央駅」周辺一帯のリノベーションの取組みの一環として、まちの魅力やブランド力をより向上させるため、民間事業者の企画力・ノウハウ・実行力等を活かす為、西神中央文化・芸術ホール等整備事業の事業者公募を行い、鹿島リース株式会社と代表企業とする企業グループを特定しました。構成企業は、シアターワークショップ、伊藤忠都市開発、旭化成不動産レジデンス、山陽電気鉄道、和田興産。協力企業は鹿島建設、久米設計、都市建です。
計画では「西神中央駅」駅前の立地条件を踏まえ、文化・芸術ホールの整備及び管理・運営、新西図書館の整備、地域に新たな人を呼び込む高質な中高層共同住宅の供給が予定されています。