国と大阪府八尾市・大阪市は、八尾空港西側にある駐機場跡地9.2haの再開発を検討しています。「住宅」や「業務」「生活利便機能」などを備えた複合拠点として再整備したい考えで、民間の参画意向や市場性の有無を把握するため、共同でサウンディング調査を実施します。
対象地は大阪航空局が所管する国有地。八尾市域が約7.1ha、大阪市域が約2.1ha。国が事業者に売却を予定していますが、両市と大阪航空局、近畿財務局が「八尾空港西側跡地検討会議」を設置し、処分方法を検討。事業者のニーズを把握した上で、地区計画など都市計画手法を活用したまちづくりを進めることで合意しました。売却時期はおおむね3年先になる見通しです。
【出展元】
→八尾空港西側跡地検討会議
構想では「地域の活力と元気を引き出す『複合機能都市拠点』」をコンセプトに、にぎわいや活力のあるまちづくりを進めます。文化・学習や子育て支援などの機能を充実させるほか、災害に強いまちづくりに向け、広域防災拠点がある八尾空港へのアプローチ機能も導入。駅前広場や駐輪場の整備、跡地内の東西道路や南北歩道の設置なども想定しています。事業者からは、まちづくり構想のコンセプトなどを踏まえ、参画を希望するかや立地可能施設などについて提案を募る。八尾市らは調査結果をもとに、公募に向けた検討を進めます。
谷町線終点・八尾南駅前のこの広大な遊休地、うまく利活用されるように願っています。