琵琶湖マリオットホテルは、滋賀県守山市今浜町の琵琶湖畔に所在するリゾートホテルです。森トラスト・ホテルズ&リゾーツは2017年7月に、日本を代表する主要リゾート10エリアで展開する「ラフォーレホテルズ&リゾーツ」のうち、軽井沢・南紀白浜・山中湖・修善寺・琵琶湖に位置する5ホテルを「マリオットホテル」としてリブランドオープンしました。「琵琶湖マリオットホテル」は、旧ラフォーレ琵琶湖をリブランドして、世界的なマリオットブランドのホテルとして再生したものです。
【出展元】
→森トラスト>ラフォーレ5ホテルの「マリオットホテル」へのリブランド
→琵琶湖マリオットホテル公式
▼外観・ロビー・プール・大浴場編はこちら!
特集2回目は「客室・朝食編」です!ホテルの外観やロビー、付帯施設は、Part1 〜外観・ロビー・プール・大浴場編〜で紹介しています。
今回は宿泊したのは、温泉付 プレミアルーム ツイン:40㎡(レイクビュー)。 自家源泉を引いた温泉が部屋にあり、湯浴みを楽しみつつ、窓からは琵琶湖の雄大な景色を眺める事ができます。室内は琵琶湖畔の穏やかな時間を感じる空間をめざして、シンプルながら暖かみを感じる設計で、琵琶湖の自然と水を意識したデザインが随所に取り入れられています。
ベット周りの様子
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室内の様子です。客室面積が40㎡もあるので、かなりのゆとりを感じます。今回は3名利用だったのでソファーがエキストラベッドになっており、リビングスペースはほとんどありませんでしたが、通常の2名利用であれば、ゴロンと寝転べる大きなソファーとチェアがあるので、ゆとりのホテルステイが楽しめそうです。
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壁に描かれたウォールアートが好印象で客室全体に『おしゃれ感』を演出しています。最近宿泊したホテルを見て感じた事ですが、ウォールアート1つで客室全体のイメージが大きく変わってきます。琵琶湖マリオットホテルのアートはセンスが感じられ、とても良い思いました。
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ベッド周りの様子です。ヘッドはセミダブルベット2台(120cm×200cm)。今回は3名利用だったのでソファーをエキストラベッドとして使用しました。全室にシモンズ社のベッドが導入されてます。寝心地は良好でした。
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ナイトテーブル付近の様子です。照明制御ホタンとコンセントがありました。USB給電ポートは未設置なのでご注意。
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ベッドボードはこんな感じです。読書灯は天井に設置されており、ナイトテーブルのボタンでON/OFF出来ます。
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エキストラベッドはこんな感じです。
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ベッド側からリビングエリアを見るとこんな感じです。
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テレビは若干小さめな印象です。SmartTVではないので、スマホからのcastには非対応でした。
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全体的にゆとりのある印象ですが、間延びした感じはしませんでした。
リビングスペース
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リビングスペースには大きな丸テーブルとチェアが1脚あります。テーブルはかなり大きいのでインルームダイニングにも余裕で対応できそうです。
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今回は一休のダイヤモンド会員特典としてアンジュエール ブラン(スパークリングワイン)のハーフボトル1本を頂きました!
ミニバーとオープンクローゼット
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オープンクローゼットは広さは申し分なく、使い勝手も他のマリオット系列のホテルと同じで良好でした。ただ、クローゼット付近は夜の照度がかなり不足している様に感じました。暗くてトランクの中が良く見えない・・・。ここは要改善ポイントでセンサー付きのピンスポットライトを1つ設置してほしいですね。
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暗くて解りづらいですが、オープンクローゼット下部にある引き出しに、ルームウエア(真右の浴衣)がありました。
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ミニバー付近の様子です。冷蔵庫やグラス類、電気ケトルなどが収納されています。上はテーブルになっているので色々使いやすそうです。
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用意されているドリンク類はこんな感じです。ミネラルウォーターや緑茶、コーヒーが用意されていました。
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ミニバーの中はこんな感じです。セーフティboxや冷蔵庫があります。
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冷蔵庫は基本的に空で持ち込んだドリンク類をたっぷり収納する事ができます。
ウエットエリア
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続いてウェットエリアを見て行きます。上の写真のガラス窓はバスルームのものです。
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ウエットエリアの様子です。バス・トイレ・洗面台が独立した造りとなっています。トイレと洗面台は若干狭いですが、この部屋は「天然温泉付きバスルーム」が最大の売りなので全く無問題です。
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アメニティはこんな感じです。全体的に可も無く不可も無く。マウスウォッシュが人数分あるのはちょっと驚き。
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洗面台収納はこんな感じです。アメニティ類を乗せたトレーはここにあります。
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トイレは狭いですが壁が石張りで清潔感がありました。
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それではバスルームを見て行きましょう!
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そして!これが!!琵琶湖マリオットの最大の売りである「天然温泉付きバスルーム」です!!!
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バスルームは洗い場付きで、水はねを気にする事なく入浴できます。また、バスタブは写真で見るよりもかなり大きく、大人二人が並んで入る事ができるほどの横幅があります。天然温泉の成分が染み出している為でしょうか?石張りのバスタブに着色が見られますが、これは味と捉えるべきで温泉感を大いに盛り上げてくれました。
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天然温泉の源泉名は「美崎温泉」、泉質は「ナトリウム、炭酸水素塩、塩化物温泉」、効能は「疲労回復、創傷、皮膚炎、神経痛」など。泉温は、源泉39.0℃:温泉40~42℃程度で、加水なし、加温あり(適温供給するため)客室内循環あり(ろ過なし)節湯のため。消毒利用あり(塩素消毒)となっています。
また、お湯は24時間流れ続けており循環しています。就寝時に少しだけお湯が流れる音が聞こえまるので、音に対して神経質な方は注意が必要かも。個人的にはまったく気になりませんでした(笑)
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風呂場にはシャワーもあって非常に快適です。バスアメニティは据え置き型でした。客室側はガラス張りになっているので、室内を眺めながら入浴するといった非日常感を味わう事ができます。プライバシー保護の為に木製のブラインドが付いていました。ちなみに写真のバスチェアは事前にリクエストしたもので、普通はチェアは置いてありません。
朝食会場は12階「Grill & Dining G」
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好き放題、温泉に入りまくった翌朝。ミールクーポンを握りしめ朝食に向かいました。朝食会場は12階にあるレストラン「Grill & Dining G」。テーブル席中心の大箱レストランで、北・西・南の三面に開けた眺望がすばらしく、和洋食がブッフェスタイルで提供されています。今回は朝食付きプランで宿泊しましたが、通常は1人あたり4,250円ほとかかり結構な値段だと思いました。
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朝食会場の営業時間は07:00-10:00。フロントに聞くと宿泊時は満室に近い稼働状況との事で朝食会場も大混雑。今回は行列を避けるために遅めの9時20分頃に会場前に到着しましたが、それでも5組待ちで店内に入れたのは9時40分でした。僕らの後にも数組が並んでいました。
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客室番号を伝え席に案内されると最初に卵料理の説明がありました。渡されたオーダー用紙にオムレツの具材を指定してスタッフに渡すと焼きたてのオムレツを席まで持って来てくれる、という流れでした。その後は、タイムリミットを気にしつつ超特急で料理を盛り付けて食事を頂きました。
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なお、10:10分頃からこの辺りのメイン料理から徐々に下げられて行きます。今回の朝食は美味しかったのですが、時間との戦いといった感じでした。ハイシーズン期間に、ゆっくり食事を楽しみたいのであれば、オープン直後に入店する事をお勧めします。
まとめ
田園ビューはこんな感じ。メガソーラーが気になるが琵琶湖の湖面も見える今回宿泊した琵琶湖マリオットホテルですが、全体的に見て非常に満足度が高いホテルでした。完璧にリニューアルされた美しい館内と広い客室は古さを全く感じさせず、快適そのものです。客室内の温泉は泉質が良く肌がツルツルになりました。レイクビューの部屋は眺めが素晴らしく満足感がさらに高まりました。朝食会場から見た逆側の田園ビューはメガソーラー施設が気になる感じでした。予約が取れるのであれば、レイクビューを強くお勧めします。
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比良の山並みを望むレイクビューは本当に素晴らしい
館内は小さい子供を連れた家族客がとても多く、ファミリーに優しいホテルといった印象です。別棟のスポーツセンターは体育館で卓球やバトミントンなど軽いスポーツが楽しめるのが良かったです。さらに温水プールや大浴場、サウナもあり、時間を持て余す事がありませんでした。古いホテルを改装しただけ・・との先入観がありましたが、良い方向に見事に裏切られました。琵琶湖付近で、ほどほどの価格で家族連れで高級感のあるホテルステイを楽しみたい。そんな時は間違い無くお勧め出来るホテルだと思いました。