シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)は、2025年4月1日に17階の客室フロアを全面改装し、「エグゼクティブフロア」としてオープンします。これは、同ホテルの継続的なリニューアルの一環であり、より上質な宿泊体験を提供することを目的としています。
和モダンデザインと快適性の向上

今回の改装では、「Urban Refinement」をコンセプトに、都会的な洗練されたデザインに和のエッセンスを取り入れました。障子や屏風、行燈などを用いた和モダンな空間に、落ち着いた色合いの「都鼠(みやこねず)」と木目を採用。ジュニアスイートには「上本町の地層」、ツインには「大阪の躍動感」を表現したデザインを施しました。さらに、ベッドサイドにはUSBポートとコンセントを設置し、ジュニアスイートのバスルームには洗い場を新設。快適性を大幅に向上させています。
シェラトン都ホテル大阪のリニューアルの歴史と近年の改装実績
大規模リニューアルが行われた「プレミアムフロア」の客室
シェラトン都ホテル大阪は、1985年に「都ホテル大阪」として開業し、2007年に「シェラトン都ホテル大阪」へ名称変更しました。開業以来、宿泊者の快適性向上を目的に改装を重ねています。
近年の主なリニューアル実績としては、2018年と2019年に11階・12階の客室フロアを「プレミアムフロア」として改装し、高級感のあるデザインへと刷新。さらに2023年4月にはエグゼクティブフロアのスイートルーム8室を改修し、バスルームを洗い場付きに変更するなど、設備面の向上が図られました。今回の17階改装も、こうした流れを継承し、さらなる快適性とデザイン性の向上を目指しています。
シェラトン都ホテル大阪 客室改装年表
年 | 改装内容 |
---|---|
1985年10月 | 「都ホテル大阪」として開業 |
2007年4月1日 | 「シェラトン都ホテル大阪」へ名称変更 |
2018年3月 | 11階の客室フロアを「プレミアムフロア」としてリノベーション |
2019年3月 | 12階の客室フロア(50室)を全面改装し、11階と同様の「プレミアムフロア」へリニューアル |
2023年4月 | エグゼクティブフロアのスイートルーム8室をリノベーション(バスルームを洗い場付きに変更、カーペットのリニューアル、ミニバーの新設) |
2025年4月1日(予定) | 17階の客室フロア(42室)を全面改装し、「エグゼクティブフロア」としてオープン |
この年表を見ると、シェラトン都ホテル大阪が定期的に改装を行い、客室の快適性向上とブランド価値の向上に努めてきたことが分かります。特に近年は、高級感のあるフロアの新設や、設備面のアップグレードが進められています。
今回のリニューアルの理由と狙い
近年、ホテル業界では高級ホテルの需要が高まり、利用者の求める「快適性」や「特別感」も進化しています。特にビジネス利用やインバウンド需要の拡大に伴い、ワンランク上の宿泊体験へのニーズが強まっています。今回のリニューアルは、こうした市場の動向に対応し、より洗練された滞在環境を提供することを目的としています。また、大阪は2025年の大阪・関西万博を控えており、国内外の観光客増加が見込まれる中、訪日外国人の需要を見据えた改装でもあります。
期待される効果

今回のリニューアルにより、ホテルのブランド価値を向上させるとともに、国内外の宿泊客に選ばれるホテルとしての地位を確立することを目指します。また、開業40周年を記念し、2025年4月7日から10月31日まで正規料金の40%割引プランを販売。ジュニアスイートは130,000円が78,000円、ツインは68,000円が40,800円と、お得な価格で提供されます。予約受付は2025年3月10日開始。特別な空間で上質なひとときを楽しめるエグゼクティブフロアに注目です。