広島JPビルディング(計画名称:広島駅南口計画)は、広島駅南口広場に接する広島東郵便局跡地に建設された、地上19階、高さ88.4mの高層オフィスビルです。「国際平和文化都市」を目指す広島の陸の玄関口である広島駅周辺地区に、新たなランドマークとなる先進的なオフィスビルを目指し計画されました。
敷地面積:4,204.19㎡、建築面積:3,276.13㎡、延床面積:43,878.51㎡の規模で、事務所、店舗、駐車場で構成。建築主は日本郵便、設計は日本郵政(実施設計・工事監理協力 久米設計)、施工は鹿島建設が担当。2020年6月01日に着工し、2022年8月31日に竣工しました。
【出展元】
→広島JPビルディング
→「広島JPビルディング」8 月 31 日竣工
→CBRE>広島JPビルディング
広島JPビルディングは、地上19階建て、低層部の1~2階は商業店舗、3~5階に自走式駐車場、6階より高層部はオフィスフロアとなっています。
基壇部の様子です。低層部と高層部をつなぐ3階から5階には自走式駐車場を設置されました。オフィステナントの機動力を支援し、駐車場の一部を壁面緑化、公開空地の植栽とあわせて建物が「都会のオアシス」となる様に計画されました。
公開敷地の様子です。低層部は広島駅南口広場からの人の流れが連続するように、緑豊かな公開空地や歩行者空間を整備。エスカレータ周りは吹き抜け空間とすることで、憩いとにぎわいが立体的に連続する魅力ある空間が造られました。
また、隣地で建設中の「JR広島駅新駅ビル」完成時には、広島駅自由通路を中心に計画されているペデストリアンデッキで接続されます。2階部の歩行者ネットワークによる交通インフラの基盤となる場を提供し、沿線地域の利便性確保やにぎわい創出を図る計画となっています。
東側から見た様子です。6階から19階までを占める高層部は、大型のオフィスフロアプレートとして約1,530m2(約460坪)の無柱空間を提供。自由なレイアウトが可能なアウトフレーム構造を採用し、11分割(約36坪)に小割可能となっています。
北側から見た様子です。広島JPビルディングの6階には、テナント専用の約200席の食堂・カフェエリアを設け、ワーカー向けのサポートを充実させました。食堂ではライブスタイルのキッチンで調理の様子を楽しめます。食堂には屋上庭園を併設し、開放感と緑に癒されながらくつろげる屋外空間を提供しています。
北東側から見た様子です。広島JPビルディングは、新幹線という国土幹線軸へのアクセス性と、自走式駐車場による機動力を両立した、非常に利便性の高いオフィスビルとなっています。
撮影ポイントを変えて、シェラトングランドホテル広島から見た様子です。ハイグレードオフィスらしい、上品な外観となっています。
最後は引き気味で見た周辺の様子です。こうやって見ると、広島JPビルディングの立地の良さが際立ちますね!
計画概要
名称:広島JPビルディング計画名称:広島駅南口計画(仮称)
所在地:広島県広島市南区松原町2-62
交通:山陽本線 広島駅 徒歩2分
階数:地上19階、塔屋2階、地下0階
高さ:88.4m
構造:鉄骨造、制震構造
主用途:事務所、店舗、駐車場
敷地面積:4,204.19㎡
建築面積:3,276.13㎡
延床面積:43,878.51㎡
建築主:日本郵便(プロジェクトマネジメント:日本郵政不動産)
設計者:日本郵政株式会社 一級建築士事務所(実施設計・工事監理協力:久米設計)
施工者:鹿島建設
着工:2020年06月01日
竣工:2022年08月31日