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広島城三の丸整備事業 第一期エリアが竣工!観光と歴史が融合する新拠点とは?【2025年3月29日開業】



広島城の歴史と文化を生かした新たな観光拠点「広島城三の丸整備事業(Park-PFI事業)」の第一期エリアが、2025年2月28日に竣工しました。これにより、広島城周辺の回遊性が向上し、観光と地域活性化が一層進むことが期待されます。

計画の目的と背景

広島城は、広島の歴史と文化を象徴する重要な存在です。広島市は、2020年5月に「広島城基本構想」を策定し、城を中心にしたまちづくりを進める方針を明確にしました。その一環として、三の丸エリアを歴史と文化に触れながら楽しめる場所とすることを目指し、2021年7月に「広島城三の丸整備基本計画」が策定されました。

2022年7月には、広島市が事業者の公募を開始し、12月に株式会社中国放送を代表法人とする11社の共同事業体「広島城アソシエイツ」が事業者に選定されました。そして、2024年3月29日に起工式が行われ、2024年12月には第一期商業施設のテナントが決定しました。

 

歴史と文化を生かした空間づくり



本事業のコンセプトは「温故知新」。広島城は、築城以来、太田川デルタの城下町として発展し、政治・経済・文化の中心としての役割を果たしてきました。戦災により多くの史跡が失われましたが、歴史の価値は消えることはありません。過去の遺産を大切にしながら、新たな価値を創造し、訪れる人々が歴史と文化に触れられる空間として整備されています。

 

第一期エリアの特徴



広島城三の丸整備事業の事業対象面積は約13,000㎡ で、うち第一期は約5,511㎡。広島城二の丸から御門橋を渡った先に広がる第一期エリアには、和の意匠を取り入れた商業施設や四季折々の自然を楽しめる広場が整備されました。観光バス乗降場やタクシー乗り場、駐車場も設けられ、アクセスの利便性も向上しています。また、ひろしまゲートパークやひろしまスタジアムパークとペデストリアンデッキでつながることで、広島の中心部を回遊しやすくなりました。

商業施設と体験型アクティビティ



第一期エリアには、広島の食文化や伝統文化を堪能できる多彩な店舗がオープンします。また、24時間利用可能なトイレ棟やデジタルサイネージを備えた「おもてなし広場」も整備され、観光客が快適に過ごせる空間となっています。
  • 炭火焼 鰻のうな輝 広島店:名古屋に本店を持つ鰻料理の名店が広島に初出店。
  • 三の丸 八昌:お好み焼きの名店「薬研堀 八昌」の味を受け継ぐ新店舗。
  • SOKO CAFÉ:広島ゆかりの武家茶道「上田宗箇流」が監修するカフェ。
  • ひろしま IPPIN:「おりづるタワー」プロデュースの広島の逸品を販売するセレクトショップ。
  • 広島城 射楽:全国初の城内弓道体験施設で、日本の伝統文化を身近に感じられる。
 

今後の展開



第一期エリアは、2025年3月29日に開業し、正式供用開始は3月31日となります。さらに、2026年秋には「広島城三の丸歴史館」の開業も予定されており、広島城周辺の観光拠点化が一層進む見込みです。広島城三の丸は、歴史と文化を活かした新たな観光拠点として、広島の魅力を国内外に発信する場となることが期待されています。公式ウェブサイトも3月中に公開予定で、最新情報が随時更新される予定です。

【公式サイト】https://sannomaru.hiroshimacastle.jp/

 

出典元

  1. 広島城三の丸整備事業 公式サイト
    https://sannomaru.hiroshimacastle.jp/

  2. 広島市公式サイト – 広島城三の丸整備基本計画
    https://www.city.hiroshima.lg.jp/

  3. 中国新聞デジタル
    https://www.chugoku-np.co.jp/

  4. RCC中国放送
    https://www.rcc.net/

  5. NTT都市開発 公式サイト
    https://www.nttud.co.jp/

  6. TBSホールディングス プレスリリース
    https://www.tbsholdings.co.jp/

  7. 日経クロステック(建設関連ニュース)
    https://xtech.nikkei.com/

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