2019年6月から大改修工事に入っていた世界遺産・厳島神社の大鳥居が、新たな装いでよみがえりました!
広島県廿日市市の宮島にある世界遺産・厳島神社で、2022年12月18日に、海上に立つ大鳥居の完成を祝う神事「竣工清祓式」が営まれ、約3年半振りに鮮やかな姿が復活しました。
→大鳥居 保存修理工事の概要について
→宮島観光協会>大鳥居
→中国新聞デジタル>宮島大鳥居、9代目か 13世紀前半にも再建の新説
大鳥居の改修工事は2019年6月に始まり、傷んだ部分を補修したほか、耐震補強や朱色の再塗装などを実施。工事は約3年半で、延べ約1万人が携わりました。
現在の大鳥居は明治8年(1875年)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。創建については、はっきりとわかっていませんが、最古の記録がある平清盛の仁安3年(1168)の造営のものを初代とすると9代目(新説)となります。現在の形式になったのは天文16年(1547年)大内義隆等が中心になって行った再建時と言われています。
嚴島神社の大鳥居は、嚴島神社社殿から約160mの海上に建っています。海中に鎮座する大鳥居は神秘的な光景を創り出しています。
大鳥居は、本柱に計4本の控え柱を持つ「両部大鳥居」の形式で、本柱は1本のクスノキを使用しています。高さ16.6m、棟の長さ24.2m、主柱(しゅばしら)まわり9.9m、総重量は約60tとされ、重要文化財に指定されている木造の鳥居としては、高さ・大きさ共に日本一です。
広島の観光の象徴としてそびえ立つ厳島神社の大鳥居。
修復工事を終えた事で、さらに多くの参拝者で賑わいそうです!
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