
橋上駅舎上で屋根の組み立てを行い、順番にスライドさせつつ東西へ成長を続けて来たドーム屋根ですが、6月中に最後のスライドが完了し東西方向への成長が終了しました。橋上駅舎直上部分の工事が最後に残っていますが、最終スライドが完了した事で、東西約180M、南北約100M、サッカーコート3面分の大屋根がほぼ姿を現しました。
【過去記事】
→ドーム屋根 10.06
→ドーム屋根 10.05
→ドーム屋根 10.03
■追跡取材リスト

阪急ターミナルビルから見たドーム屋根。南北でかなりの高低差がありますが、この高低差を利用して大屋根の南側に設置される貯水タンクに雨水を集め、雨よけの構造体(通称:ヨットの帆)に設置されたパイプを経由しノースゲートビルディングに送り込み、同ビルで雨水の一部を再利用するカラクリがあるそうです。

東端の様子です。ドーム屋根が「ヨットの帆」を少し超えた所まで成長しました。このヨットの帆ですが、陽は西から昇る!@関西人さんによるとJRでは「南北架構」と呼ばれているそうです。
■詳しくはこちら
→陽は西から昇る! 関西のプロジェクト探訪
ノースゲートビルディング(JR大阪駅新北ビル) 2010/05/31 ドーム屋根が東側に6回目のスライド!

西端の様子。東端と同じくドーム屋根が南北架構をオーバーする所まで来ています。

続いてドーム空間内部の様子です。こちらは大阪駅2号ホーム(3,4番線)の西端から見上げた様子です。

続いて東側からの眺めです。

そういえば、ドーム屋根からはみ出した部分の上屋ですが、新たに工事が始まっていました。おそらく美装化工事だと思いますが、どんな風になるんでしょうか?

ドーム屋根の架設工事もいよいよ最終段階に入りました。ドーム直下の上屋が撤去され、ドーム空間の全貌が「体感出来る日」がいよいよ待ち遠しくなってきました!

