旧梅田ロフトが世界最大の「ニトリ」旗艦店に!『ニトリ梅田茶屋町店』10月30日開業、約2,700坪・地上8フロアに家具・家電・法人向けショールームを集約



大阪・梅田の茶屋町に、ニトリ店舗として世界最大となる旗艦店「ニトリ梅田茶屋町店」が、2026年10月30日(金)にオープンします。 出店場所は、2025年4月まで梅田ロフトが営業していた大阪市北区茶屋町の既存商業ビルです。

ニトリは10月23日、店舗の詳細を正式発表しました。総売場面積は約2,700坪(約8,926㎡)で、地上1〜8階に家具・インテリア用品、アパレル、家電、住宅リフォーム、法人向けショールームなどを集約します。

最大の特徴は、家具・生活用品の販売に加え、住空間の体験展示や法人向けの空間提案までを一体化したことです。約35年間にわたり茶屋町のランドマークだった梅田ロフトの建物が、新たな商業拠点として再活用されます。

地上8フロアに多様な商品とサービスを集約


項目 内容
店舗名 ニトリ梅田茶屋町店
所在地 大阪市北区茶屋町16番7号
開業日 2026年10月30日(金)
総売場面積 約2,700坪(約8,926㎡)
売場フロア 地上1〜8階
営業時間 10:00〜21:00
店舗の位置づけ ニトリ店舗として世界最大の旗艦店

フロア構成

フロア 主な機能
8階 法人向け体験型ショールーム、リフォーム
7階 家具、ベッドルーム提案
5〜6階 家具、トータルコーディネート
2〜4階 ホームファッション、家電
1階 アパレル、家電、季節商品、ホームファッション


1階には約100坪のアパレル売場を設け、ニトリグループの「N+」「N easy」、ニトリのルームウェアを展開します。さらに、ワイヤレスイヤホンやスピーカーなど全12種類をそろえる新オーディオシリーズ「life+audio」と、充電器やモバイルバッテリーなどのデジタル小物シリーズ「life+one」を全国に先駆けて販売します。



5〜6階には8種類のトータルコーディネートルームを設置。7階のベッドルーム提案と合わせて、全16種類の住空間を体験できる売場を展開します。家具単体の比較だけでなく、照明やラグ、家電などを組み合わせた部屋全体の雰囲気を確認できる構成です。

8階に法人向けの日本最大級ショールーム



最上階には、ニトリ法人事業のショールームとして日本最大となる体験型施設を設けます。

オフィス、ホテル、商業施設、医療・福祉施設、社員寮などの空間を実際に再現。来場者は家具に触れたり配置を変えたりしながら、レイアウトや動線、使い勝手を確認でき、その場で具体的なプラン提案まで受けられます。

同じフロアには住宅リフォームのショールームも併設し、キッチンやトイレなどの設備交換から住空間全体の改装まで対応します。

一般消費者向けの家具販売と、企業・施設運営者向けの空間提案を一つの建物に集約した点が、今回の旗艦店を特徴づけています。オフィスやホテルが集積する大阪・梅田への出店は、法人向け事業の顧客接点を広げる意味でも注目されます。

※「世界最大」はニトリ店舗の総売場面積(法人事業エリアを含む)、「日本最大」はニトリ法人事業のショールームにおける売場面積での比較。いずれも2026年10月時点の同社調べです。

築36年の旧梅田ロフトビルを再活用、MBSが175億円で取得


出展:株式会社ロフト

出店先の旧梅田ロフトビルは、1990年4月に完成した地上8階・地下1階、延床面積約17,898㎡の商業施設です。

梅田ロフトは同年4月、関西の旗艦店として開業しました。茶屋町が若者文化やファッションの発信地として発展するなか、個性的な雑貨や生活用品を取り扱う大型専門店として親しまれてきましたが、賃貸借契約の満了に伴い、2025年4月30日に営業を終了。同年5月21日に阪神梅田本店6階へ移転しました。

建物の不動産取引にも注目すべき経緯があります。日本プライムリアルティ投資法人は2021年12月、旧梅田ロフトビルを175億円でMBSメディアホールディングスに譲渡する契約を締結しました。2026年5月28日には、MBSがニトリホールディングスとの賃貸借契約成立を正式発表しています。

今回の出店は新築再開発ではなく、築36年の既存建物を活用した大型商業施設の転換事例です。

茶屋町の商業機能はどう変わるのか



梅田ロフトが担ってきたのは、雑貨や文具、生活用品を通じたトレンド発信という役割でした。一方、ニトリ梅田茶屋町店は、家具・家電・衣料品の販売に加え、住空間の体験展示やリフォーム、法人向けの空間提案を組み合わせています。

商品を購入する場所としてだけでなく、住まいや事業空間を具体的に検討する場所として、幅広い利用目的に対応する店舗となります。

ニトリは既に、JR大阪駅北側の「LINKS UMEDA」7階にも店舗を展開しています。梅田茶屋町店は、より大規模な展示と法人向け機能を備える旗艦店として、同社の大阪都心における店舗展開に新たな役割を加えることになります。

一方、年間売上目標や来店客数、今回の出店に伴う設備投資額は公表されていません。約2,700坪の売場を持つ大型店が、一般消費者と法人の双方からどの程度の需要を獲得できるかが、今後の注目点となります。

なお、開業に合わせ、10月30日から11月9日まで近畿・中国・四国エリアのニトリ166店舗で記念協賛セールを開催します。

茶屋町の象徴的な商業ビルが、建て替えではなくテナントの転換によって新たな機能を獲得する今回の事例。 梅田ロフトが築いた街の記憶を残す建物が、ニトリの旗艦店としてどのような集客力を発揮し、周辺商業施設との相乗効果を生み出すのか。開業後の動向が注目されます。




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