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関西国際空港-第2ターミナルビル(T2)

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関西国際空港-KIX第2ターミナルビル(T2)
は、関西空港2期空港島の南誘導路の北側に建設された本格的なLCC(格安航空会社)専用ターミナルビルです。2012年10月28日にオープンしました。

KIX第2ターミナルはLCCビジネスモデルに最適化した本格的な専用ターミナルビとして大きな注目を集めています。新ターミナルビルは、鉄骨造(平屋 一部2階建て)、延床面積約3万平米、国際線専用2、国内線専用4、際内供用3の合計9スポットの規模で、年間旅客数400万人に十分対応出来るに能力を有しています。第2ターミナルビル関連の投資額は、ターミナル建設費約37億円と、駐機場などの整備費約47億円を合わせた計85億円です。今回の第2ターミナルビルの開業に伴い現行施設の呼称は「第1ターミナルビル(T1、Terminal1)」となりました。











   
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それではKIX第2ターミナルビルを見て行きましょう。鉄骨平屋 (一部2階建て)の簡素な造りのターミナルビルは一見すると物流倉庫の様に見えるシンプルな外観です。











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車寄せ付近の様子です。









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入り口付近の様子です。ガラス張りのエントランスは開放感があります。












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これがKIX第2ターミナルビルの内部です!おおっ、建設費約1500億円を費やした優美な第1ターミナルビル(T1)に比べると、とても簡素な造りですが、白色を基調にしたターミナルビル内は前評判ほど安っぽくなく中々良い感じです。鉄骨むき出しの天井には等間隔で採光箇所が設けられており「倉庫の様な・・」薄暗い感じは無くとても明るいターミナルビルに仕上がっています。













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ターミナルビル全体を見通したアングルです。










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国内線出発ゲート付近の様子です。KIX第2ターミナルビルはPeachのみが就航しており、実質的にPeach専用ターミナルビルとなっています。











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Peachの自動チェックイン機の様子です。簡素な台に汎用品を組み合わせた簡素な造りです。Peachのコーポレートカラーをまとったチェックイン機は良く目立っていました。










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続いてターミナルビル内のショップを見て行きましょう。コンビニはセブンイレブン。













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土産物・民芸品・書籍・薬を販売しているアプローズ












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総合レストラン「RESTAUTANT&CAFE 銀座ライオン DEPARTURE」










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カフェ&バーPRONTO。向かって左側には喫煙室があります。









 
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LCC専用ターミナルビルとして誕生したKIX第2ターミナルビル。今回は飛行機を利用していないので一般エリアのみの見学でしたが、シンプルながら機能的な施設は必要にして十分だと思います。LCC専用ターミナルを見ると今までが豪華すぎただけで「これでええやん!」といった気になってきました。。










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今回KIX第2ターミナルビルを取材すると、B滑走路(第2滑走路)の近くに展望台を発見しました!予備知識が無かったのでとても嬉しかったです。展望台がオープンしてまだ日が浅いと思いますが、早くも数組みの航空ファンの方が撮影されていました。










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展望台から見た、KIX第2ターミナルビルと駐車場の様子です。











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ちなみに第1ターミナルビルから第2ターミナルビルまでのアクセスですが、エアロプラザの南端の1Fから無料シャトルバスが概ね10本/時の頻度で運行されています。乗り場からT2までの所要時間は約7〜9分です。











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展望台から滑走路を眺めると、タイミング良く到着したばかりのPeachの飛行機が見えました。Peachが使用する機材はエアバスA320-200(180席)。 現在5機が就航していますが2013年度までに10機を就航させる計画で、就航後5年以内に16機〜20機まで保有機数を増加させることが目標となっているそうです。











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到着した飛行機からお客さんが降りて来ました。LCC専用ターミナルビルであるKIX第2ビルにはボーディング・ブリッジ(搭乗橋)がなく、旅客は階段を降りて駐機場からターミナルビルまで歩いて行きます。














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最後はKIX第2ターミナルビル(T2)の目の前に広がる広大な用地の様子です。

新関西国際空港株式会社が2012年10月24日に発表した中期経営計画によると、2013年度中にLCC専用ターミナルとなる第3ターミナルの建設を開始し2015年度までに併用を開始するそうで、LCC路線を拡大する事で国内、国際線の乗継ぎ機能を強化、中国やアジア諸国で成長するLCCの新規誘致や路線拡大を目指すとしています。また、世界の主要空港と比べ割高な着陸料の引下げ、増量割引の拡大、深夜早朝割引等を行う他、アクセス、宿泊施設の整備などを行い、2015年度には、発着便数に占めるLCCの割合を、国際線で25%(現在14.4%)まで増やすとしています。



関西国際空港は日本国内最大のLCCハブ空港として利用客を増やす戦略を明確に打ち出しコンペクターに先んじて施設整備を行っています。幸いにして?関西国際空港には2期空港等に広大な開発余地があり、新たな空港設備の建設は比較的容易です。

関西国際空港に就航するLCCですがPeachだけでも600万人/年の利用客数を見込んでおり、今後就航するLCCの利用客に従来型キャリアの利用客数を合計するど2000万人/年の旅客数は案外早くに回復するかもしれませんね。関西国際空港の新たな成長戦略が見えて来た気がしました。



3 COMMENTS

大阪淀屋

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日本の空は成田が東アジアと欧米の国際パブ、羽田が国内と海外のハブとして定着したなかで、関空が近畿ローカルで終わるのか、国内とアジアのパブとなるかはLCCにかかっている。24時間運行の関空は成田と比較してLCCには有利で、なんで各社利用の2000万人規模のLCC専用ターミナルを作らなかったのか、一社専用では利用率も低く、各社ごとでは乗り継ぎに不便。関空はLCCだけで国内各空港とアジアを結ぶパブ空港にすべき。※マレーシアで4000万人のLCC専用ターミナルを作っている。
しかもLCCの利用からして相当早くターミナルに着いておく必要があるので、ショップはもっと多くてもよかったのでは。
25%という数字は平均的な数字でKIXとしては50%くらいを目標とすべきだろう。ちょっと残念な計画である。
それでも今まで成田より高いという着陸料で関西発展の足を引っ張ってきた関空が少しは貢献してくれそうである。

BEW

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このLCC政策、KIXにとっては結構重要で、今NRTもLCC向けターミナルを建設中ですが、
今KIXは日本国内のLCCハブになれるかどーかの分水嶺に居ます。
とにかく、1歩でもNRTの前に進んでいる事の重要性。
これがひいては、KIXの存在感アップに繋がります。

貨物の取り扱いも少しずつ増えてますが、
24H空港のポテンシャルを生かせる経営戦略を採って欲しいですね。

愛阪者

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まぁ、簡素な造りの外観は慣れたらどおってことないでしょうし、内部にはあるべきものがちゃんと立派にあるんですからそれで十分。
20世紀型の骨組みに21世紀型の肉付きという感じですね。贅沢は敵や(笑)。

そういえば、昔子供の頃、まだ伊丹にボーディング・ブリッジが無かったので、長崎行きのYS11に乗るのに雨の中傘を差しテクテク歩いてタラップを上がって乗り込んだのを思い出しました。あの頃はそれが普通でしたね。。

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