伊丹空港に自動手荷物預け機「ANAバゲージドロップ(ABD=ANA Baggage Drop)」が登場、1階に6台、2階に2台の計8台が2020年7月17日から稼働を始めました。ABDはオランダのScarabee社製で伊丹空港のANA側の1階に6台、2階に2台設置されました。
セルフバゲージドロップは、搭乗までの時間短縮や業務の効率化の観点から大規模空港を中心に導入が進んでいます。上の写真はソウル・仁川空港第2ターミナルの様子ですが、セルフバゲージドロップ機がズラリとならんでいました。
再び伊丹空港の様子です。一階ANAの有人カウンターの左側にセルフバゲージドロップ機が6台並んでいます。
2階に設置されたセルフバゲージドロップの様子です。
セルフバゲージドロップの流れ
■ STEP1
ANA BAGGAGE DROPの中に、手荷物を置く。1度にお預けいただけるのは手荷物1個まで。複数の手荷物をお預けの際は、ひとつずつ預けます。
■ STEP2
手持ちのQRコードやおサイフケータイ、IC機能付きANAカードを機械右上のリーダー部にかざす。一見QRコードリーダーに見えますが、ICカードにも対応しているので迷わずかざしましょう。
■ STEP3
プリンターから手荷物タグが出力されます。手荷物のハンドル等に取り付けます。
■ STEP4
自動的に扉が閉まり、手荷物引き換え証を受け取って手続き完了。
セルフバゲージドロップを正面から見た様子です。写真右側の上から「タッチモニタ」「QR/ICカードリーダ」「プリンター」です。
預け入れ部分はこんな感じです。
荷物を入れると手続きが始まります。画面の指示に従い操作を行います。
簡単な確認事項をこなして行くと・・
サーマルプリンターから手荷物タグが出力されます。
手荷物のハンドルに取り付けます。
画面の確認ボタンをタッチすると扉が閉まります。
手荷物が吸い込まれて行きます。
最後に手荷物引き換え証が出力されます。これで手続きは終わりです。
ついに伊丹空港に登場したセルフバゲージドロップ。Webで予約しておけば、混雑する有人カウンターの行列をパスして最短1〜2分程度で手荷物の預け入れが完了します。同時にセルフチェックイン機で手続きすれば、全く人を介さずにセキュリティチェックに進む事が出来ます。
今回伊丹空港で、初めてセルフバゲージドロップを利用しましたが、非常にスムーズに手続きする事が出来ました。今後、セルフバゲージドロップに慣れた利用者が増えれば、全体的な手続きの迅速化が実現し、搭乗までのトータル時間が短くなると思います。その頃にはセルフバゲージドロップの設置台数はさらに増えると思います。
先週の大阪空港リニューアル完了に伴って、旅客取り扱いサービスも格段に良くなったのですね(^_^)