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関空をハブ空港にANAがLCCを設立!


2010.8.3の産経新聞によると、全日空が設立予定のLCC(
Low-Cost Carrier)が関西国際空港を拠点に路線展開を検討しているそうです。LCCとは、効率化の向上によって低い運航費用を実現し、低価格かつサービスが簡素化された航空輸送サービスを提供する航空会社の事です。関空ならジェットスター航空が有名では無いでしょうか。本当は関西財界が共同出資した航空会社「All Kansai AirLine」を設立して、地方→関空→海外の流れを作り出して欲しいと思っていましたが、ANAのLCCが関空をハブに路線展開する事で、ようやく関空をバブに据えた航空会社が誕生する事になります。この新会社によって、関空の際内乗継ぎハブ機能の強化が図られそうです。



【引用元】産経新聞 2010.8.3 00:40
→全日空の格安新会社 関空は歓迎の意向

2日、全日本空輸が平成23年度にも設立予定の格安航空会社(LCC)の運航拠点として有力視されていることがわかった関西国際空港。拠点化に向けて専用ターミナル設置などを検討している関空会社は「ぜひ来てほしい」と歓迎の意向を示す。ただ、全日空側は海外の空港と比べて割高とされる関空の着陸料や施設利用料を問題視しており、課題は多い。 関空の着陸料や施設利用料は、ライバルの国際空港の仁川(イン・チョン、韓国・ソウル)や香港などの数倍以上と割高だ。このため設備などを簡素化し、LCCが格安で利用できる専用ターミナルの設置が望まれ、関空会社は職員を海外空港に派遣するなどして研究を進めている。  しかし、専用ターミナル設置にはさまざまな問題が立ちはだかる。海外の空港では通常、LCCはコスト削減のためにターミナルと航空機を結ぶ搭乗橋を使用せず、地上から直接機内に乗り込むが、関空は現行では警備上の問題からこの方法は難しい。  また、関空会社は専用ターミナルの設置場所として2期島を視野に入れるが、鉄道の駅からかなり離れている。関空で週10便以上を運航するオーストラリアのLCC、ジェットスター航空の片岡優・日本支社長は「搭乗者に不便を強いるようなターミナルは使えない。免税店の充実も不可欠だ」と注文を付ける。  国土交通省は「広大な敷地があり、24時間運用可能な関空はLCCの拠点としてふさわしい」と判断しており、拠点化に向けた法整備などの支援も視野に入れる。関空会社幹部は「全日空との交渉は始まったばかり。現在は関空でLCCを受け入れる場合にどの方法が適切なのか、あらゆる選択肢を模索している段階だ」と話している。



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