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ホーム真上にホテル、近鉄京都駅大規模改修へ
近畿日本鉄道は6日、近鉄京都駅でホームの増設や駅直結のホテル建設を柱とした大規模改修工事に4月に着手すると発表した。総工費は当初予定より約20億円増え、約120億円を見込んでいる。2011年秋に開業するホテル(8階建て、368室)は増設する線路とホームに覆いかぶさる形状で、東西に長さ約170メートル、幅約10メートルの「国内のホテルでは例がない」(近鉄)細長い建物となる。宿泊特化型で料金は1泊1万円程度と周辺のビジネスホテルより高めに設定し、京都駅の南で近鉄が運営する新・都ホテルともすみ分ける。初年度9億円の売上高を見込む。
また、1964年の開業から手つかずだった駅1階の飲食・物販エリア「近鉄名店街」も約33億円を投じて全面刷新する。店舗数は52から41に減るが1店当たりの面積を広げ、店舗面積は2800平方メートルから約3400平方メートルに広がる。今年10月に開業の予定だ。