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【2018年11月23日オープン】トナリエ大和高田ー2020年ドバイ万博日本館を担当する建築家、永山祐子氏が手がけた建物がオシャレ


トナリエ大和高田は、オークタウン大和高田を建替える再開発計画です。建替えは2期に分けて行われ、1期工事としてセンターモール・ヤンプラ(yanpla)部分を解体し新しい建物が建設されました。事業主は、施設所有者である日本エスコン。施設名称の「トナリエ」は同社が運営するショッピングモールのブランド名称で「“まちに寄り添いながら、いつもあなたの暮らしのおとなりへ”という願いを込めて」という意味が込められています。

新施設は、鉄筋コンクリート3階建て延べ約1.4万㎡で、オープンテラスが作られ、ガラスを生かした外観で1階から3階まで吹き抜けも設けられました。近鉄大阪線の大和高田駅と2階レベルで歩行者デッキで接続される他、駐車場は立体500台分、平面60台分が整備されます。出店計画店舗は約75店舗前後の出店が計画されています。建設中の1期部分は2018年11月23日にグランドオープンしました。また、全体計画は駅近隣型ショッピングセンターに加え、 ホームセンター、マンションなどの商業施設を併設した駅前商業エリアとなる予定です。

▼過去記事

(仮称)トナリエ大和高田、「オークタウン大和高田」の建替え再開発計画1期部分は2018年11月オープン予定



 

 

 

 

 



最寄り駅の近鉄大阪線ー大和高田駅です。高田市は鉄道に恵まれた町で、市内には近鉄・大阪線、南大阪線、JR和歌山線の3つの駅があります。

 

 

 

 

 

 

 


大和高田駅からは2階レベルの歩行者デッキで接続されています。

 

 

 

 

 

 

 


トナリエ大和高田の様子です。プロジェクトの建築デザインは、2020 年ドバイ万国博覧会に出展する日本館の建築家として採択された永山祐子氏が担当し、コンセプトとなる「地域とつながる立体公園」を表現するような 賑わいがあふれ出す施設デザインとなっています。

 

 

 

 

 

 


建物は亜鉛メッキの鉄骨むき出しに木目調の素材を多用したデザインとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 



鉄とウッドが調和したデザインです。最近の駅チカモールにありがちな、箱型のクローズな施設ではなく、建物外周にテラスを多く設け、そとに開かれた立体公園の様な商業施設となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 


3階にはちょっとした広場がありました。植栽のボリュームがもう少しあれば最高ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 


店舗内部の様子です。メインエントランス付近には3フロア吹き抜けの大空間が広がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


グランドオープンだったので結構な賑わいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 


入居しているテナントはアパレルショップが非常に多い印象です。オークタウンに入居していた個人商店もそのまま入居している様です。

 

 

 

 

 

 

 

 



店内イメージはこんな感じです。2,3階はアパレルショップを中心に、書店や英会話教室、ダイソーやゲーセンなどが入っていました。どこのモールにも入っているGUやユニクロが無いのが以外な感じです。1階はスーパーのライフがメインで食料品店が中心となっています。テラス側に飲食店を配置している様子でした。

 

 

 

 

 

 

 

 



最後はオークタウンとダイエーの記憶を留める、旧店舗の様子です。2期工事では写真の場所にマンションが、写真の左奥にあらなた大型店舗が建設される予定です。トナリエ大和高田は規模的には小さいショッピングモールですが、駅直結+500台規模の駐車場を備え、利便性の高いモールに仕上がっています。数キロ先には近畿圏NO.1の規模を誇るイオンモール橿原(アルル)がありますが、こそこは巨大過ぎてクルマを止めて買い物するだけで一苦労です。こじんまりとした規模で買い物しやすく、使い勝手の良いテナントや馴染みの個人商店を引き継いだキレイな「トナリエ大和高田」はそこそこ成功すると思います。

4 COMMENTS

ナイト

地元です。アルルに真っ向勝負ではまず勝ち目が無いはずなので、贔屓も多かった個人商店を中心にアルルと被らない店舗が入居したあたりに好感を持てました。書かれておられる通り、この手のモールにありがちなチェーンが入っていないのがいいですね。初出店や地域初も多いそうで。

設計が外から中が見える開かれたものなので、アルルのように閉ざされた存在ではなく、ここを中心に隣へ繋がってゆくような意図を感じました。この流れが周りへと続いてゆくか、大和高田が試されているような感じがします。

大和高田の再開発にここまで熱意を持ってくれていることに驚きました。地域に耳を傾けてくれたような印象です。滋賀県の急成長を見ていると、高田や中南和地域は滋賀よりも大阪に近く、後に続ける可能性を感じています。数年後には大和高田の地名のイメージが変わっているかも…そうなることを期待しています。

スライム

バブルのころは全国トップクラスの人口増加率を誇った奈良県ですが、関西の地盤低下、日本全体の人口減、大阪圏の都心回帰の流れの中で人口減は急速に進んでいます。大和高田駅も少子化やモータリゼーションの進行もあり乗降客数は減少の一途で、下げ止まりの兆候は見られません。

そんな中で昭和風情全開のオークタウンは、アルル開業でクルマの客を一気に持っていかれ、勢いづいたアルルはさらに増床と相成って、とどめを刺された感がありました。この期に及んでの建て替えが吉と出るか凶と出るか・・・。個人店が居残るなど利権関係がややこしそうですが、やはりユニクロなど集客の見込めるテナントに入ってもらえるか?がキーとなりそうです。

開放的なオープンスペースは近鉄⇔JRの乗換え客の最短通路であることを意識しているのだと思いますが、集客にはあまり期待できませんね。

アリー my dear

2年後のドバイ万博…奇しくもその次の大阪万博決定の日になんともタイムリーな話題・記事だなとちょっと感じましたよ( ^ω^ )

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