2020年をめどに京都・祇園に進出を予定している帝国ホテル。ホテルは新築ではなく、「弥栄(やさか)会館」を改修し、ホテルとして活用する計画で、ビルに耐震改修を施し富裕層向けの宿泊施設にリノベーションされます。「弥栄会館」は地上5階・地下1階建て、1936年竣工。木村得三郎氏が設計、大林組が施工を担当しました。ただ、「弥栄会館」は国の登録有形文化財に登録されている為、文化財利用の手続きや行政との協議が必要になります。
弥栄会館(やさかかいかん)は、鉄骨鉄筋コンクリート造,地上5階、地下1階建で、1936年に竣工した近代建築物で、祇園甲部歌舞連場の施設の一つです。コンサート等の新たな大衆娯楽に対応して建てられたホール・事務所建築は、各階に銅板瓦葺屋根をかけ,塔屋状の正面中央部は付庇や宝形造屋根が城郭の天守を思わせる造形で,和風意匠の伝統を巧みに織り込んでいます。設計は劇場建築を手がけた木村得三郎,施工は大林組が担当しました。国の登録有形文化財に指定されています。
弥栄会館は、耐震工事を施したうえで、ホテルに改装され、会館内部に数十室程度の客室を整備する予定です。富裕層向けに花街の文化を体感できる高級宿泊施設として開業します。祇園は建仁寺や八坂神社、南座など主要な観光施設の徒歩圏内に位置する好立地だ。芸舞妓(まいこ)による京舞など、日本の伝統芸能を気軽に鑑賞できる舞台設備も設け、京都らしい文化を体験できるようにする計画です。
帝国ホテルの進出が見込まれる「弥栄会館」。実現すれば、祇園のメインストリート「花見小路通」に面する超一等地にレトロ建築をリノベーションした「スモールラグジュアリーホテル」が誕生する事になります。
隣接するWINSが。。。週末の周辺に来る客層がねぇぇ。
この建物に『帝国ホテル』はよく似合うだろうなと思いました。
ちょっとだけ、昔に明治村で見た『帝国ホテル旧館玄関』を連想したからでしょうね(^.^)