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【再都市化ナレッジデータベース】

京都市役所本庁舎耐震改修工事 リニューアル完了した本庁舎の状況 21.12【2021年8月末竣工済】

 

京都市は,2014年3月に策定した「市庁舎整備基本計画」に基づき、市庁舎が抱える耐震性能の不足等を解消し安心・安全な暮らしを守る防災拠点とするため,新庁舎の整備を進めています。「市庁舎整備基本計画」、歴史的価値の高い本庁舎は改修、既存の西・北庁舎は建替え、本庁舎北側に分庁舎を新築する計画で、総延べ床面積は約6.08万㎡とする計画です。

今回ご紹介する、京都市役所本庁舎は、「関西近代建築の父」といわれる武田五一の監修で1927年(昭和2年)に完成した歴史的建造物です。本庁舎は、執務室の分散化や狭あい化、施設・設備の老朽化、耐震性能の不足などの問題から、日建設計の設計で4年前から改修と増築が進められていましたが、2021年8月末に完成し、9月1日に供用開始しました。

当初の予定より工事の規模が大きくなったため費用がかさみ、完成が遅れるなど問題がありましたが、歴史的価値が高いデザインを残しながら環境に配慮した建物に生まれ変わりました。また、閉鎖されていた市庁舎前広場も本庁舎と同日から供用開始しました。※広場の一部は北庁舎の工事区画として使用中

【出展元】
京都市>市庁舎整備について

京都市役所の再整備計画、分庁舎新築工事他の状況 18.12


現市庁舎の課題と整備の必要性

⑴ 耐震性能の強化

耐震調査の結果,すべての市庁舎(本庁舎,西庁舎 及び北庁舎)の耐震性能が著しく不足している。現状では,耐震性能が全国自治体の中でも極めて低く,地方公共団体の防災拠点施 設として求められる強度を確保することが困難。

 

⑵ 執務室等の分散化・狭あい化の解消と業務の効率化

本庁所属職員の約 1/3(約 1,100人)が周辺の民間ビル (10箇所)に分散している。また、 民間ビル等の賃借費用は約4.5億円/年もかかっている。(平成24年度決算)

 

⑶ 市民スペース等の拡充

窓口や応接などの市民応対スペースが不足。市民が参画する審議会や市政に関する重要な会議のスペースが不足。

 

⑷ バリアフリー化への対応

度重なる増築により各庁舎間で階高が異 なり連絡通路には段差がある。 本庁舎の全ての出入口に段差があり,西庁舎にはエレベーターが無い。

 

⑸ 建物・設備機器の長寿命化に向けた整備

本庁舎は建築後 、約90年に達しており,経年劣化が著しくなっている。 また設備機器の老朽化に伴う能力低下や部品調達が困難。


 

 

京都市役所 配置図


京都市役所の再整備計画、本庁舎耐震改修・分庁舎新築工事他の配置図です。西庁舎の建て替えと分庁舎の新築はすでに完了し、8月に本庁舎の改修が竣工、今後は北庁舎の建て替えが本格化し、2025年には整備が完了する見通しです。

 

整備スケジュール(2021年10月時点)



【京都市役所・再整備計画の概要】

1)本庁舎及び市会議場 耐震改修:2017年04月着工、2021年08月竣工
2)西庁舎 建替え :2017年04月着工、2019年03月末竣工
3)分庁舎  新築   : 2017年04月着工、2019年05月末竣工
4)北庁舎建替え :2025年3月末竣工予定(分庁舎竣工後に機能移転、建替え実施)


 

完成イメージパース


※現地に掲示されていたパネルを撮影、以下同じ


本庁舎の改修後のイメージパースです。特にエントランスホールの仕上がりが楽しみです。

 

 

2021年12月の様子



現地の様子です。前回の撮影が2018年12月だったので、約3年振りの取材です!本庁舎の改修工事は2021年8月末に完成し、9月1日から使用が始まりました。

 

 

 

 


真正面から見た様子です。以前の壁面はかなり汚れており、ちょっと怖い雰囲気がありましたが、改修工事を経て明るい外壁が蘇りました!

 

 


本庁舎は、建物全体の基礎部分に「免震」を施し、目立つ補強部材を加えることなく創建当時の姿を、保存再生させています。

 

 




正面エントランス付近の様子です。素晴らしい出来映えで、ちょっと感動しました。

 

 


本庁舎西側の様子です。縦に長いアーチ状の連続窓やオリエンタルな雰囲気を醸し成す装飾など変化に富んだファザードが凄いです。

 

 


壁面のアップです。

 


今回取材してみると、窓ガラスが特に美しく感じました。

 

 


広場に設置された街灯も、アップで見ると息を呑む美しさです。

 

 

 


歴史的建築物の前には、最新鋭のハイテク施設「機械式地下駐輪場」が設置されています。

 

 


今回の改修工事では、車いす用のエレベーターやスロープの設置などバリアフリーも改善されました。

 

 

 


先に建て替えられた西庁舎の様子です。本庁舎と軒高をそろえつつも、大胆にガラスカーテンウォールを採用したデザインとなっており、ある意味の潔さを感じました。新旧の対比が面白いですね。

 

 


本庁舎との接続部分の様子です。

 

 

 


南西側から見た西庁舎の様子です。

 

 


北西から見た様子です。

 

 


最後は本庁舎を東側から見た様子です。

 

 

 

2018年12月の様子


現地の様子です。本庁舎の周辺は背の高い仮囲いに囲まれ近くで全体を見る事はできませんでした。

 

 

 


南西側から見た様子です。壁面の汚れが取れ綺麗になっています。

 

 

 


最後は引き気味で見た全体の様子です。

 

 

 

2 COMMENTS

匿名

オークラって規制前に建ったんですかね?

京都は東山の景観を妨げる高さのものは建てられなかったような。。

アリー my dear

京都市役所の庁舎も立派な近代建築ですね。

ひと足先に耐震改修工事を終えた大阪府庁本庁舎とほぼ同世代の建物。
時間がかかってもじっくりと工事を行なってもらいたいですね。

そして…余談ですが背後に写るホテルオークラの存在感もすごいです(*・ω・)

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