名古屋市は2018年12月11日にPFIを導入する「国際展示場新第1展示館整備事業」の総合評価一般競争入札で、竹中工務店グループ(竹中工務店・日本管財で構成。久米設計が協力企業として参加)を落札者に決定したと発表しました。落札額は318億円です。
ポートメッセなごやは名古屋港の金城ふ頭にあり、3つの展示館で構成。展示面積が最も大きい第1展示館(約1万4000㎡)は老朽化に伴い金城ふ頭駅前に移転拡張することが決まっていました。名古屋市は、展示場の機能強化に向け、第2・3展示館も建て替え・拡張する方向で検討を進めており、2027年のリニア中央新幹線開業をにらみ、展示面積8万㎡規模への拡張も視野に入れています。【出展元】
→名古屋市国際展示場新第1展示館整備事業における 落札者の決定について
建設地は、あおなみ線金城ふ頭駅南側の約4.4ha、新展示館はS造3階建て延べ39,928㎡の規模で、約2万㎡の無柱空間展示場となります。内部は211m×95m、大梁下高さ20mの大空間になり、可動間仕切りで分割も可能。アリーナコンサートでは約15,000人が収容できます。
名古屋市が共同事業化を提案していた愛知県は、中部国際空港島内に愛スカイエキスポ(愛知県国際展示場)の建設を発表、2019年8月に開業しました。県と市の連携が取れずに同様の施設が建設される「二重行政の弊害」を目の当たりにした感じがします。市が拡張を計画している「ポートメッセなごや」はスカイエキスポよりも都心に近いので棲み分ける・・のかもしれませんが、実際の所はどうなんでしょうか。。