広島駅南口再開発

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広島駅南口地区は、広島最大のターミナルである広島駅に隣接する「広島の顔」になるべき地区ですが、現状は老朽家屋が密集しておりブロック中枢都市の玄関口に相応しいとは言い難い状況となっています。このため、広島駅南口地区をA,B,Cの3つのブロックに分け商業・業務機能の集積及び都心居住の推進を図り、広島の陸の玄関にふさわしい地区に再生する再開発計画が進められています。


 【資料引用元】→広島市HP

○広島駅南口Aブロック市街地再開発事業
○広島駅南口Bブロック市街地再開発事業
○広島駅南口Cブロック市街地再開発事業
○若草町地区市街地再開発事業(広島駅新幹線口)





まずはBブロック。ここには広島市最高となる地上51階建て、高さ約190mのタワーマンションと9階建ての商業棟からなる複合施設が計画されています。広島市のHPによると2014年度竣工予定となっています。


【スペック】
階数:住宅棟:地上51階、地下2階、商業棟:地下1階、地上9階
高さ:約190m
敷地面積:約8,400m2
延床面積:約118,100m2
主要用:住宅、店舗、事務所、駐車場
総事業費:約332億円
竣工:2014年度(予定)










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続いてCブロック。ここには42階建てのタワーマンションと10階建て複合ビルの2棟が計画されています。現在かなり老朽化した市場が営業しているので、現地の風景から完成イメージパースの風景を想像する事は不可能です。また、このエリアはマツダスタジアムに繋がる地区でもあるので、スタジアムへのアプローチを整備し、周辺の再開発との連携が検討されています。











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【スペック】
階数:住宅棟:地上42階、地下1階、商業棟:地上10階、地下1階
敷地面積:9,700m2
延床面積:99,900m2
主要用途:店舗、住宅、駐車場、その他
竣工:2015年度(予定)








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最後はAブロック。AブロックはエールエールA館と呼ばれる大規模な商業施設が既に完成しており、地元百貨店の福屋広島駅前店が核テナントとして入居しています。





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【スペック】
名称:エールエールA館
階数:地上12階、地下2階
敷地面積:約7,086m2
建築面積:約6,375m2
延床面積:約76,241m2
主要用途:商業、駐車場
総事業費:約504億円




広島駅南口再開発は完成したAブロックを除いて中々計画が進まない状態が続いていましたが、報道によると広島駅南口再開発について予算が計上されたそうで、いよいよ計画が具体化しそうな気配です。南口B、Cブロックの再開発計画が完成すれば、広島駅前の景観は激変し中枢都市とし相応しい玄関口の体裁が整う事になります。広島市には中四国ブロックの中枢都市として是非頑張って欲しいと思います。