大阪駅の新しい駅ビル「イノゲート大阪」が2024年7月31日に開業しました!イノゲート大阪は、貨物ヤード跡に整備が行われている「うめきた2期地区、グラングリーン大阪」の開発に合わせて建設された新駅ビルです。場所はルクア1100の西側で、線路に挟まれた細長い敷地を名一杯使って、新ビルが建設されました。
イノゲート大阪の場所はこんな感じです。大阪駅ノースゲートビルディング、ルクア1100の西端から2階レベルで接続される他、昨年開業した大阪駅西口からもアクセス可能です。
これまでの経緯
開業日前日のプレオープンに参加
現地の様子です。開業日(2024年7月31日)の前日に行われた『内覧会』が行われました。
イノゲート大阪の真正面(北側)の様子です。新しいゲート(門)に相応しい、シンボリックなデザインとなっています。カッコいい!!
西口南北自由通路が開通!
それでは館内の様子を順番に見ていきます。スタート地点は「大阪駅西口」。昨年3月に開業し、暫定利用が始まりましたが、新駅ビル「イノゲート大阪」の開業により、南北自由通路が開通しました。西口はさらに高架下商業施設(写真左側の壁の向こう側)の開発が行われれ、完全体になるまであと数年かかります。
自由通路を歩いていると途中にイノゲート大阪の2階に繋がるエスカレータがありました。大型LEDビジョンの動く案内サインが効果的で、お客さんを上階に汲み上げる役割を果たしそうです。
今回はそのまま南北自由通路を北側(うめきた側)に抜けます。ゴール地点に吹き抜けがあり、アート作品が設置されていました。
荒木飛呂彦氏が手掛けたパブリックアート
西口の北側、うめきた側に出ると、黒い球体がありました・・。
おおお!こちらは、ジョジョの奇妙な冒険の原作者、荒木飛呂彦氏が手掛けたパブリックアート「THE FOUNTAIN BOY(噴水小僧)」です。
作品には、ジョジョに登場するスタンド「スタープラチナ」や「ザ・ワールド」、最上部には「噴水」から連想して、連載中の『ジョジョ』最新作である第9部『The JOJOLands』から、雨を降らせる“スタンド”の「ノーヴェンバー・レイン」が据えられています。
さらにイノゲートの1階、うめきた側のコリドーを東側に移動します。場末な雰囲気が漂っていた場所でしたが、本当に信じられないぐらい変わりました。
写真奥に、「THE FOUNTAIN BOY(噴水小僧)」があります。
ルクア1100と通路で接続!
1フロア上がって、こちらは大阪駅ノースゲートビルディング(ルクア1100)と接続する連絡通路の様子です
かつて大阪駅の旧11番ホームがあった場所ですが、もはや線路があった事は想像できませんね。
いよいよ館内に突入!
続いて館内の様子をご紹介します。こちらはイノゲート大阪の案内図です。大阪駅西口やノースゲートビル(ルクア1100)との位置関係はこんな感じです。図の黒い部分は、これから開発される高架下商業施設です。大阪駅は、まだまだ大きくなります。
イノゲート大阪の館内に入りました!こちらはエントランスロビーとなる、2階「彩の路」の様子です。写真右には大阪初出店を果たした、猿田彦珈琲があります。
2階ロビーには立方体型のLEDビジョンがありました。目線の高さにあるので、これは目立ちますね。
上階に繋がるエスカレータの様子です。「バルチカ03」のロゴタイプが視覚的に施設に位置を暗示しており、とてもわかりやすい。
・・と、上階には向かわず、そのまま2階の最奥部までやってきました!こちらはイノゲート大阪の西端部にあるエントランスの様子です。大阪ステーションシティ・駐車場側、といった方が解りやすいかもしれませんね。
イノゲート大阪から大阪ステーションシティ駐車場に続くスロープの様子です。駐車場とは階高が違うので、高低差をスロープでクリアしています。写真は、ムーンウォークのイメージで振り返りながら撮影しています。
しかし、スロープではクリアしきれないので、最後は階段になっていました(笑)
大阪ステーションシティ駐車場とイノゲート大阪の間に設けられたタクシー乗り場の様子です。施設の2階にありますが、タクシーは立体駐車場からアクセスする事になります。
イノゲート大阪と立体駐車場、タクシー乗り場の位置関係はこんな感じです。
イノゲート大阪の6階から見下ろすとこんな感じです。目立たない場所にあるので「秘密基地」感があります。
バルチカ03エキウエ
再び2階ロビー戻り、バルチカ03に向かいます。バルチカ03はイノゲート大阪の3〜5階に位置する飲食店ゾーンです。
洗練と素朴さが同時に存在する異空間
エスカレータにのって3階に到着!眼の前に現れたお店は、ブルーノートが手掛ける新たな複合型店舗『BLUE YARD(ブルーヤード)』です。
ブルーヤードは、超絶カッコいいお店でした。こちらは別記事でご紹介する予定です。
4階には大衆イタリアン「ブドウヤ」や「サル食堂」「スタンドふじ」などの人気店が軒を連ねています。
グランドオープン後は大人気になる事間違い無しのラインナップです。JR西日本のテナントシーリング力は、相当すごいですね。
バルチカ03は、その細長い建物形状を逆手にとって、庶民的な「横丁感」を演出する事に成功しています。
エスカレータで上下の横丁を行き来する、新感覚施設。めちゃくちゃワクワクします。
5階はさらに庶民的で横丁感がパワーアップ!これが大阪駅に新設された最新ビルのフードエリアとは思えない、本格的な作り込みです。
いやいや、ヤバいでしょう、この感じ。なんちゃって横丁ではなく、横丁の雰囲気そのままです。振り切れています。
2024年、大阪駅に誕生した新駅ビル「イノゲート大阪」に誕生した最新の飲食ゾーン!
なんちゃって横丁施設とは一線を画する、マジモンの施設が誕生しました。ここまでやってくれたJR西日本に拍手喝采を送りたいです。
1フロア上がると近未来!
バルチカ03がら1フロア上がって、6階オフィスロビーにやってきました!
先ほどまでとは雰囲気が一変して、いきなり近未来にワープした様な洗練された美しい空間が広がっています。
このデジタル案内板、とにかくサイバー!!メチャかっこい。
6階の奥には、スターバックスやTSUTAYA書店があります。
おおおお!このお洒落空間!バルチカ03とのギャップが凄すぎる・・。
さらに奥に進むと、非現実的な光景が広がっていました!バルチカ03の庶民的で人間くさい部分と、メチャクチャ洗練されたシュッとした部分が矛盾せずに成立している、近年の大阪の姿をギュッと凝縮すると「イノゲート大阪」になるのかもしれません。
あまりのカッコよさに「ほぉぉ!!!」と奇声を上げてしまいました。新施設を取材して、ここまでワクワクするのは久しぶりです。
洗練された店内と窓越しに見える「グラングリーン大阪」。最&高です。
6階の西端まできました。なんと屋外テラスが設けられているではありませんか!
屋外テラスからは、見たことが無いアングルでグラングリーン大阪を愛でる事が出来ます。
最後は、同時オープンを果たした、JPタワー大阪(KITTE大阪)とイノゲート大阪(バルチカ03)の様子です。大阪駅の勢力圏が一気に西側に拡大した瞬間です。
たくさんの写真を掲載していただき、ありがとうございます。
「バルチカ03」の「03」は「オッサン」という意味だそうですが、市外局番の東京「03」を想起しませんか?
グランフロンテやヨドバシ、阪急につながる大阪駅北口のホール(大階段前)からイノゲートビルへ行くには、ルクアの売り場を通り抜けねばなりません。通路は結構狭いです。ルクアが休業していたら、上の階か地上へ回らなければなりません。とても不便です。ルクアの外側に阪神やヨドバシのようなデッキがあればよかったのですが。
これは致命的な欠陥じゃないでしょうか。つぎ足し感がはんぱないです。ノースゲートビル建設のときに、西側に同じJR西日本のビルを建てるという計画はなかったのでしょうか?
おーーーーー!!!
来て見て食べて楽しい施設が完成 !
キタにもラフで便利でキレイな街が増えてきました。