出展:パソナグループ
淡路島北部の岩屋エリアに、海上を舞台にした新たな観光拠点が誕生します。パソナグループは2026年7月17日、兵庫県淡路市岩屋の東海岸海上に、常設海上アートステージ「PASONA HARBOR STAGE」を開設します。ステージが設けられるのは、6月23日にグランドオープンした滞在型未病リトリート施設「THE PASONA natureverse retreat」に隣接する海上です。ウェルネスリゾートに夜間エンターテインメントを組み合わせることで、淡路島の玄関口である岩屋に、宿泊、健康、文化芸術、夜の滞在価値を備えた新たなリゾート拠点をつくる狙いです。
明石海峡大橋を渡ってすぐ 淡路島北部・岩屋エリアに立地
出展:パソナグループ
「PASONA HARBOR STAGE」が開設されるのは、淡路島北部の岩屋エリアです。淡路島に入ってすぐの東海岸側に位置し、明石海峡大橋や大阪湾、神戸方面の景観を望むことができます。アクセスは、神戸淡路鳴門自動車道・淡路ICから車で約5分。高速バスでは「岩屋中学校前」バス停から徒歩すぐ、淡路ジェノバラインの岩屋港からも徒歩18分とされています。
パソナの淡路島拠点として知られる淡路夢舞台周辺ではなく、明石海峡大橋に近い岩屋エリアに立地する点も特徴です。
550席の常設海上アートステージ 自然景観を舞台演出に取り込む

出展:パソナグループ
「PASONA HARBOR STAGE」は、海上に設けられる常設アートステージです。観覧席は900㎡、舞台は600㎡、客席数は550席。高さ8m×幅33mの大型スクリーンに加え、4万ルーメン級のプロジェクター3機を備えます。用途は、イベント、コンサート、エンターテインメント、多目的利用などを想定しています。オペラ、バレエ、ダンス、和太鼓といった文化芸術公演の開催も予定されています。
大きな特徴は、海上という立地をそのまま演出に取り込む点です。大阪湾、明石海峡大橋、神戸方面の夜景、星空、月明かり、潮風、波音が、舞台空間の一部になります。屋内劇場とは異なり、淡路島の自然環境を背景にした開放的なエンターテインメント体験を提供します。
こけら落としは『火の鳥』の世界観を取り入れた「ネイチャーバース ~誕生~」

出展:パソナグループ
こけら落とし公演として上演されるのは、手塚治虫氏原作『火の鳥』の世界観を取り入れた「ネイチャーバース ~誕生~」です。公演では、約46億年前に誕生した地球と生命の歴史をモチーフに、人間と自然の関係性、未来への希望を描きます。映像、音響、ダンサーやアクターによるライブパフォーマンスを組み合わせ、AI・XR映像を活用した没入型の演出を展開します。
開場は19時、開演は19時30分。金・土・日・月曜と祝日は、アーティストによるライブパフォーマンスと映像演出を組み合わせた本公演を実施します。料金は大人2,000円、小人1,000円。火・水・木曜は映像上映のみで、大人1,000円、小人500円とされています。
隣接する「THE PASONA natureverse retreat」睡眠を軸にした未病リトリート

出展:パソナグループ
海上ステージに隣接する「THE PASONA natureverse retreat」は、病気になる前の段階から心身を整える「未病」をテーマにした長期滞在型リトリート施設です。食、運動、睡眠を軸に、心身のコンディションを整える滞在体験を提供します。建物は鉄筋コンクリート造5階建てで、延床面積は11,184.4㎡。客室数は57室です。設計は坂茂建築設計、施工は大林組が担当しています。
館内には、タラソスパ、フィットネスジム、クリニック、レストラン、カフェ、バー、ビジネスセンター、多目的ホールなどを備えます。神戸大学医学部附属病院や館内クリニックとの連携、全長約300mのボードウォーク、ウォーターエントランスなども特徴です。
施設概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | PASONA HARBOR STAGE |
| 開設日 | 2026年7月17日 |
| 所在地 | 兵庫県淡路市岩屋2942-39 |
| 立地 | 淡路島北部・岩屋エリアの東海岸海上 |
| 隣接施設 | THE PASONA natureverse retreat |
| 観覧席 | 900㎡ |
| 舞台 | 600㎡ |
| 客席数 | 550席 |
| 主な設備 | 高さ8m×幅33mスクリーン、4万ルーメン級プロジェクター3機 |
| 用途 | イベント、コンサート、文化芸術公演、多目的利用 |
| 運営 | 株式会社ニジゲンノモリ |
| アクセス | 淡路ICから車で約5分、岩屋中学校前バス停から徒歩すぐ、岩屋港から徒歩18分 |
狙いは淡路島北部の滞在価値向上 日帰りから宿泊・周遊へ

出展:パソナグループ
淡路島は関西圏から近く、日帰りで訪れやすい観光地です。一方で、宿泊需要を伸ばすには、夕方以降に楽しめるコンテンツや、滞在そのものを目的化する仕掛けが重要になります。PASONA HARBOR STAGEは、淡路島北部に夜間エンターテインメントを加える施設です。昼は自然、食、ウェルネスを体験し、夜は海上ステージでショーを楽しむ。宿泊につなげ、翌日も島内を巡る。こうした流れをつくることで、滞在時間の延長や周辺施設への波及が期待されます。
観光客にとっては、淡路島の夜を過ごす新しい選択肢になります。パソナにとっては、THE PASONA natureverse retreatの滞在価値を高めるコンテンツとなり、地域にとっても、夜間観光、文化芸術イベント、企業利用、インバウンド需要など、新たな交流機会を生む可能性があります。
万博で掲げた「NATUREVERSE」を淡路島の常設リゾートへ展開
今回のプロジェクトには、大阪・関西万博とのつながりもあります。パソナグループは、2025年日本国際博覧会でパビリオン「PASONA NATUREVERSE」を出展し、からだの健康、こころの健康、社会の健康が実現した未来像を発信しました。
岩屋エリアに整備される「THE PASONA natureverse retreat」と「PASONA HARBOR STAGE」は、そのNATUREVERSEの世界観を、淡路島の常設リゾートへ展開する取り組みと見ることができます。
万博で示したコンセプトを、期間限定の展示で終わらせず、淡路島の自然、宿泊、医療・未病、アート、エンターテインメントに接続する。ここに、今回の計画の大きな意味があります。
まとめ:淡路島・岩屋に生まれる“ウェルネス・エンタメ港湾リゾート”

出展:パソナグループ
今回の計画を都市・観光開発の視点で見ると、淡路島北部の岩屋エリアに「宿泊」「未病・ウェルネス」「夜間エンターテインメント」を重ねる拠点形成と捉えられます。PASONA HARBOR STAGEは、夕方以降の滞在理由をつくり、宿泊、飲食、周遊消費へつなげる仕掛けになりそうです。
今後は通常公演に加え、企業イベント、MICE、インバウンド向けプログラム、万博レガシーを活用した企画などへの展開も考えられます。
淡路島・岩屋に生まれる“ウェルネス・エンタメ港湾リゾート”は、観光、健康、文化芸術、夜間消費を結び付ける新たな拠点として注目されます。
出典・参考資料
- 株式会社パソナグループ「兵庫県・淡路島 日本で唯一の常設海上アートステージ『PASONA HARBOR STAGE』7月17日開設」(2026年6月26日)
- 淡路島西海岸 by PASONA「PASONA HARBOR STAGE開幕『火の鳥』の世界観を描くこけら落とし公演 6/26よりチケット販売開始」(2026年6月30日)
- Yahoo! JAPAN/Kiss PRESS「淡路島に常設海上アートステージ『PASONA HARBOR STAGE』7月17日オープン 淡路市」(2026年6月30日配信)
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