【解体工事中】堂島二丁目特定街区、旧・電通大阪ビルの解体工事の状況 18.10



 

堂島にあった電通大阪ビルは2017年12月に東京建物が取得し、現在は既存建物の解体工事が行われています。計画地は大阪都市計画特定街区に指定されました。名称は名称は堂島二丁目特定街区、面積約0.5ha、建築物の容積率の最高限度、1200%。建築物の高さの最高限度は高層部 195m、中層部 10m、低層部 6mとなっています。

東京建物から計画概要は発表されていませんが、計画地の高さの最高限度は195mとなっている事、計画書に「緑や文化に触れ合える高質な歩行者空間の整備とあわせて、良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築及び有効な空地を確保すること」の文言があり、公開敷地が広く取られる事などから建物の高度利用が予想されます。

堂島二丁目において、国際競争力の強化に資する宿泊施設及びにぎわい・交流機能等の導入、にぎわい施設と一体となった緑や文化に触れ合える高質な歩行者空間の整備とあわせて、良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築及び有効な空地を確保すること等により適正な街区を形成し、市街地環境の整備改善を図るため、本案のとおり特定街区を決定しようとするものである。

出展:http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/toshikeikaku/0000444118.html

 

 

元電通関西支社ビルの跡地は高さ190m級のホテルを内包した超高層複合タワーマンション?



 

 

 



堂島二丁目特定街区は「国際競争力の強化に資する宿泊施設」及び「にぎわい・交流機能等の導入」を導入する事によって容積率の最高限度が引き上げられました。その為、かねてから噂になっていたタワーマンションに加え、ホテル、商業施設が併設された複合型のタワーマンションになる事が確実になりました。先に着工された(仮称)梅田曽根崎計画に似た構成の超高層ビルになりそうです。

 

 

 

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こちらは、東梅田エリアで建設中の(仮称)梅田曽根崎計画の完成予想パースです。規模は敷地面積6,837.63㎡、地上56階、高さ191.675m、延床面積は107,560.37㎡(容積対象面積75,141.72㎡)となっています。高層部はマンション、中層部にはホテルが入居、低層部は商業施設となっています。堂島二丁目特定街区の敷地面積は約5000㎡、容積率は1200%となっています。単純計算で延床面積約60,000㎡(容積対象面積)のビルが建設可能です。堂島二丁目特定街は(仮称)梅田曽根崎計画よりも一回り小さい規模で、同じ様な、マンション、ホテル、商業施設の複合開発になると思います。高さは最高限度近くまで行って欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

 


現地の様子です。解体工事は順調に進んでいます。

 

 

 

 

 


東京建物のマンションブランド名「ブリリア」の看板がありました。タワーマンションになる事は確実ですね。

 

 

 

 

 

 

 


最後は南側から見た様子です。