田辺三菱製薬㈱ 新本社建設プロジェクトは、 道修町にある旧田辺製薬本社の跡地に新本社を建設する再開発計画です。建設地は2009年まで同社の本社が置かれていた場所で、今年7月の着工に向けて既存建物の解体作業が始まっています。新本社ビルは地上14階、地下2階建てで、高さは約70m、延床面積15,219.08m2の規模となります。
【過去記事】
→田辺三菱製薬㈱ 新本社建設プロジェクト 13.02
■追跡取材リスト
【スペック】
名称:田辺三菱製薬㈱ 新本社建設プロジェクト
所在地 : 大阪市中央区道修町3-2-10
階数:地上14階、地下2階
高さ:70.10m
敷地面積:2,146.36m2
建築面積:1,271.57m2
延床面積:15,219.08m2
総工費 : 約50億円(予定)
建築主:田辺三菱製薬㈱
設計者:大林組
施工者:大林組
着工:2013年7月初旬(予定)
竣工:2015年1月中旬(予定)
以下ニュースリリースに掲載されてる田辺三菱製薬㈱ 新本社建設プロジェクトの主な特徴です。
総合設計制度を採用した地上14階、地下2階の建物で、外装には、コンパクトダブルスキン・カーテンウォールと基壇部を中心にテラコッタ・タイルを採用し、歴史と未来を感じさせる外観とエントランスおよび環境配慮型オフィスを実現する。
1)2階に「田辺三菱製薬ミュージアム(仮称)」を設置する。
2)各階にリフレッシュルーム、13階に社員食堂、14階に屋上緑化とカフェを設置する。
3)大規模地震に対応するために、免震構造(地下1階柱頭免震)を採用する他、大規模災害発災時には、1 階から 4 階の低層部に 50 時間供給可能な非常用電源設備を装備する。
4)道修町や三休橋筋などの地域コミュニティとの共生、並びに地域コミュニティへの貢献を視野に入れて公開空地を活用するほか、大規模災害発災時に備えて災害時用設備を設置する。
5)環境性能は CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built EnvironmentEfficiency:建築環境総合性能評価システム)「A クラス」以上をめざす。
現地の様子です。三休橋筋側にモックアップの様な構造物が造られていました。
最後は三休橋筋から見た現地の様子です。田辺三菱製薬㈱-新本社建設プロジェクトは、規模はそれほどではありませんが、電柱電線の埋設工事と美装化計画が進む三休橋筋と道修町通りが交差する絶妙な立地に広々とした公開緑地を設けること、薬の町として観光客向けのブランド化を計画している道修町の活性化策に呼応して2階に「田辺三菱製薬ミュージアム(仮称)」が設置さる事、そしてビル自体のデザインが良いことから注目度が高いプロジェクトになりそうです。出来栄えに期待しつつこれからも追跡取材を続けて行きたいと思います。
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先人の地に新社屋を建てるのはすごく好感がもてます。このこと長く人に支えられ、その土に愛される会社になるのではないでしょうか?利益と効率化だけで簡単に本社を移すような会社はそれだけですね。私には縁もゆかりもない会社ですけど頑張って欲しいですね。