大阪市は、御堂筋の活性化に向け、現在まちづくりの方針や建築物の用途等の制限を規定する地区計画の決定等についての手続きを行っています。これに併せて、よりきめ細やかなデザイン等の誘導を図る為、その誘導指針等や協議手続きを定めた要綱やガイドライン等の素案が作成され、現在、大阪市HPで公表されています。
【大阪市HP】
→御堂筋沿道建築物のデザイン誘導等に関する要綱(案)の制定等について
新しい、御堂筋デザインガイドラインに沿って再開発が進んだ、御堂筋本町北地区のイメージパースです。現在の景観ガイドラインと同じく、町並みとして50mの軒線を強調する事を基本としていますが、新しい景観ガイドラインでは。高層部の高さ規制が大幅に緩和されており、100mを超える高さのビルの建設が可能となります。
建物の配置のガイドライン図です。御堂筋に面した部分は4mセットバックさせる、2階で分節し低層部にぎわいを演出する、御堂筋に面する低中層部の高さは現在と同じ50mに制限、高層部は50mの軒線から4m以上セットバックさせる事などが規定されています。
御堂筋に接する敷地については、50mを超える部分は、後退距離の2倍の高さ※1まで、建築する事が来ます。これにより、御堂筋沿いに高さ100mを超えるビルの建設が可能となります。
※1高さ50mを超える部分から、御堂筋の反対側の境界線より4m外側の線までの距離のうち、最小のものに2を乗じた高さ(52+a )✕2m
新しいガイドラインは、夜間照明についても具体的な指針が示されています。ライトアップにより壁面の立体感を演出する、50mの軒線を際立たせる照明を工夫する、50m軒線の連続性に配慮しつつ、建物頂上部の演出を工夫するなどが求められています。
近年相次いだ大規模再開発により大きく変貌を遂げている梅田・中之島地区に比べ、相対的な地位低下が危惧されている御堂筋。新たに示されたデザインガイドラインにより、これまでの50m軒線規制を維持しつつ高層部の高さ規制は100mを超えるまで大幅に緩和される事となります。この新しいガイドラインにより御堂筋が活性化し、老朽化したビルの新陳代謝が進む事を期待したいと思いました。
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余談ですが、JR西のHPに「奈良線第二期複線化事業に関する計画段階環境配慮書」が掲載されています。
完成はまだだいぶ先の話ですが、奈良線ののどかでものどかすぎないところが個人的には好きなので
時間に余裕のあるときにでも取材していただければありがたいです。
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御堂筋と言う地域のリージョナルバリューを高める為に必要な事とは、一体何か?
御堂筋と中之島を一体として捉え、その中で必要な事だけに集中して欲しいと考えます。
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デザイン基準も設けない高さ規制緩和には断固反対でしたが、大阪市もようやくデザイン的統一の重要性に気づいたようですね。
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ビルの1階部分を4メートル後退させて、4メートル歩道を広くするんですね・・・これは凄いな。良い計画です。日本維新の会にはもっと頑張ってもらわないと。
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ヨーロッパなどの歴史のある街並み景観を守っている都市に共通してるのは
建物の高さと共にデザインも厳格に揃えて調和を保っていることですね。
残念ながら今の御堂筋は高さは揃っていてもデザインはバラバラで調和が保たれてるとはとても云い難い状態ですから
新しいガイドラインによって本当に調和の取れた美しい街並みに生まれ変わってもらいたいと思いますね。