
阪急阪神HD、大阪・梅田に市内最大ホテル
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29HD5_Z20C17A9EAF000/2017/9/29
2017/9/29 日経新聞Web版
阪急阪神ホールディングスは大阪・梅田に新しいホテルを開業する方向で最終調整に入った。家電量販店大手のヨドバシホールディングスが建設中の大型ビルに入る。客室数は約1千室と大阪市内で最大。大阪市ではホテル建設が相次いでいる。梅田への強い集客力を持つ阪急阪神の巨大施設の開業によって、訪日外国人や出張客をめぐる競争が激しさを増す。
ヨドバシがJR大阪駅北側に建設中の35階建て複合ビル「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」に入居する交渉を進めている。他のホテルチェーンも名乗りをあげていた。
同タワーは家電店が入る「ヨドバシ梅田ビル」に隣接して、地下1階から地上8階が商業施設で9階以上がホテルとなる。宿泊料金は1泊1万円台が中心になるもようで、主に出張客や観光客の利用を見込む。開業は2019年冬の見通しだ。
阪急阪神のホテル子会社、阪急阪神ホテルズ(大阪市)は全国で48施設を展開し、大阪・梅田ではホテル阪急インターナショナルなど5ホテルがある。ヨドバシ梅田ビルの東側にある大阪新阪急ホテルは客室数が961室ある主力施設だが、開業から50年以上がたち老朽化が進んでいる。
▲引用終わり

【出典元】
→うめきたの複合タワーを民間都市再生事業認定
ヨドバシ梅田タワー(上の画像左)は、地上35階、塔屋2階、地下4階、高さ149.90m。家電店などが入るヨドバシ梅田ビル(上の画像右)に隣接して建設されており、地下1階〜地上8階が商業施設、9階以上がホテルとなります。宿泊料金は1泊1万円台が中心になるもようで、主に出張客や観光客の利用を見込んでいます。開業は2019年冬の見通しです。
阪急阪神のホテル子会社、阪急阪神ホテルズは全国で48施設を展開し、大阪・梅田ではホテル阪急インターナショナルなど5ホテルがあります。ヨドバシ梅田ビルの東側にある大阪新阪急ホテルは客室数が961室ある主力施設ですが、開業から50年以上がたち老朽化が進んでいました。

かなり前の写真ですが現地の様子です。大阪新阪急ホテルは、阪急阪神ホテルズが運営する、地下2階 – 地上10階、922室のホテルで1964年08月に開業した古参のホテルです。本館の北には別館である新阪急ホテルアネックス(客室数302)もあります。大阪新阪急ホテルは開業後53年が経過しており、リニューアルはされましたが開業後53年が経過、そろそろ使用限界に近づいており、今回の移転話に繋がったと理解しています。
現地での建替えも視野にあったと思いますが、目の前の交通至便な立地に客室数1000室規模の巨大ホテルに競合他社が入居するのは、梅田の王者阪急としては由々しき事態なので、テナント入居してでもシェアを守りたかったのかもしれません。

また、大阪新阪急ホテルがヨドバシ梅田タワーに移転した場合、現ホテルを一旦閉鎖して一気に建て替える事が可能になります。今回の移転劇が実現するとヨドバシ梅田タワーがトリガーになり、阪急梅田駅周辺の再開発がドミノ倒しで始まる可能性があります。個人的には現ホテルの跡地には、大阪都心部で逼迫しているオフィス需要を満たす、超高層オフィスビルを建設して欲しいのですね。未確定な要素が多いニュースですが、今後の動向には非常に注目が集まります。

