『コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅』2026年12月18日開業!全203室を刷新、約23㎡を主体とする上質な都市型ホテルに

JR東海グループが新横浜駅直上の「ホテルアソシア新横浜」を全面改装し、神奈川県初の「コートヤード・バイ・マリオット」にリブランドする計画については、2025年8月28日の記事でご紹介しました。

当初は2026年8月の開業を予定していましたが、設計・施工契約の調整に時間を要したため、同年12月に延期されていました。

そして2026年10月21日、JR東海、新横浜ステーション開発、JR東海ホテルズ、マリオット・インターナショナルの4社は、「コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅」を2026年12月18日(金)に開業すると正式発表しました。宿泊予約も同日から受付を開始しています。

今回の発表では、開業日の確定に加え、全203室の客室構成や新しい共用施設、朝食サービスなどの詳細が明らかになりました。

『コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅』施設概要


項目 内容
名称 コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅
所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜2-100-45
開業日 2026年12月18日(金)
予約開始 2026年10月21日
立地 東海道新幹線「新横浜駅」直上
客室数 203室
客室フロア 13~19階
客室面積 約23~51㎡
主要施設 レストラン、フィットネスセンター、ワークスペース、会議室
所有者 新横浜ステーション開発
運営者 JR東海ホテルズ
インテリアデザイン ドイルコレクション

客室は約23㎡が全体の約89%。コートヤードに適した規模感



今回公開された客室構成を見ると、約23㎡のゲストルームが180室を占め、全203室の約89%に達します。
客室タイプ 面積 室数
ゲストルーム(ツイン) 約23㎡ 96室
ゲストルーム(キング) 約23㎡ 84室
アクセシブルルーム 約25㎡ 2室
ラージャーゲストルーム(ツイン) 約28㎡ 7室
ラージャーゲストルーム(キング) 約31㎡ 7室
プレミアムゲストルーム(ツイン) 約51㎡ 4室
プレミアムゲストルーム(キング) 約51㎡ 3室
合計 203室
マリオットのブランド体系では、コートヤードは「セレクト」に分類されます。豪華な付帯施設よりも、快適な客室、機能的なワークスペース、効率的なサービスを重視するブランドです。

約23㎡を中心とする既存ホテルの客室構成を考えると、今回のコートヤードへのリブランドは、施設の規模や性格に合った選択だと思います。

客室は内装・家具・照明を一新。鶴見川沿いの舟運文化から着想を得た、伝統的な和船を思わせる曲線をデザインに取り入れています。最上位には約51㎡のプレミアムゲストルームを7室配置するほか、家族やグループで利用できるコネクティングルームも2箇所新設します。

12階に「THE CROSS HUB」を整備、朝食はロイヤルホストが提供



共用施設もリニューアルされます。10階ロビーは空間を拡張し、荷物預かりスペースを増設。12階には、既存のラウンジを刷新したリラックス&ワークスペース「THE CROSS HUB(ザ・クロス・ハブ)」を設けます。
施設・サービス 内容
ロビー 10階。拡張改装、ラゲッジスペース増設
THE CROSS HUB 12階。8:00~22:00
会議室A 36㎡・16人、2時間32,000円
会議室B 28.8㎡・10人、2時間28,000円
フィットネスセンター 10階
朝食ビュッフェ 10階ロイヤルホスト、大人3,500円
フードデリバリー 11:00~22:00(最終受付21:00)
「THE CROSS HUB」は宿泊者や会議室利用者を対象とし、ソフトドリンクを楽しみながら仕事や休憩に利用できる空間です。

朝食はロイヤルホストが担当。コスモドリアやカレー、パンケーキを使用したエッグベネディクトに加え、点心や家系ラーメンなど、和洋中のメニューをビュッフェ形式で提供します。

また、駅ビル「キュービックプラザ新横浜」の飲食店と連携し、ロイヤルホスト、梅蘭、鎌倉かつ亭 あら珠などの料理を客室に届けるフードデリバリーも導入します。

JR東海グループによるリブランドには安心感がある



個人的に今回のリブランドで評価したいのは、JR東海グループが引き続きホテルの所有・運営を担う点です。他社が手掛けるマリオット系ホテルへのリブランド案件と比べても、JR東海グループが進める本件には、個人的に一段と強い安心感があります。

前身のホテルアソシア新横浜は2008年に開業し、約18年間営業してきました。既存ホテルの運営経験を引き継ぎながら、マリオットの国際ブランドを導入する形です。

もちろん、実際のサービス品質は開業後の評価を待つ必要がありますが、長年の運営実績を持つJR東海グループと、マリオットのグローバルブランドを組み合わせる点は、宿泊者にとって魅力的に映ります。


コートヤード・バイ・マリオット大阪本町の客室

一方、コートヤードは、ホテルに滞在すること自体を主目的とするフルサービスの高級ホテルとは性格が異なります。個人的には、「高級ビジネスホテル」に近い位置付けだと考えています。

ホテル内のレストランやラウンジ、スパなどを存分に楽しむ「ホテルステイ重視」の旅行では、やや物足りなさを感じるかもしれません。しかし、ビジネスや観光の拠点として上質な客室とサービスを利用し、マリオットのブランドや会員プログラムが持つ安心感も得られる点は、大きなメリットです。

みなとみらい中心だった外資系ホテルの選択肢が新横浜にも広がる



 

横浜の外資系ホテルは、ウェスティンホテル横浜やヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルなど、みなとみらいを中心とする横浜都心部に集積しています。

一方、新横浜は東海道新幹線の停車駅であり、横浜アリーナや日産スタジアムにも近い交通・イベント拠点です。横浜都心部とは異なる宿泊需要を持っています。

今回、新横浜駅直上にコートヤード・バイ・マリオットが開業することで、マリオット系列のホテルを利用したい旅行者にとって、横浜での宿泊エリアの選択肢が広がります。



みなとみらい周辺でホテル滞在そのものを楽しむか、新横浜を拠点に移動や観光を効率よく楽しむか。旅の目的に応じて選び分けられることは、利用者にとって歓迎できる変化です。

「コートヤード・バイ・マリオット新横浜駅」は、ホテルそのものの豪華さを競う施設ではなく、便利な立地と上質な宿泊機能を組み合わせた都市型ホテルです。

約23㎡を主体とする客室構成、JR東海グループによる運営、そして新幹線駅直上という立地。今回のリブランドは、既存施設の特徴とブランドの方向性がうまくかみ合った事例になるのではないでしょうか。




【出典元】

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