
当ブログでは2026年9月2日、旧イオンタウン平野跡地で進む商業・物流の複合開発計画をご紹介しました。その際、商業施設にはスーパーマーケットと家電量販店が出店する予定とお伝えしましたが、今回、核テナントが「ライフ」と「ヤマダデンキ」であることが明らかになりました。
奥村組と三菱商事都市開発は2026年10月13日、施設名称と出店テナントを正式発表しました。新施設は地上4階建て、延床面積約2万700㎡の近隣型ショッピングセンター(NSC)として整備され、2027年春の開業を予定しています。
2023年8月に閉館した「イオンタウン平野」の跡地に、約3年半ぶりとなる新たな大型商業施設が誕生します。
1階にライフ、2階にヤマダデンキ。日常の買い物を支える商業施設に

三菱商事都市開発が展開する「マチノマ」は、「街の茶の間」と「萬屋(よろずや)」の考え方から生まれた商業施設ブランドです。2018年11月には東京都大田区で「マチノマ大森」が開業。埼玉県所沢市でも「マチノマ小手指」が開発中で、2026年冬の開業を予定しています。
「マチノマ平野」は、食品スーパーを核に、家電量販店や飲食店、生活関連サービスなどを集めた近隣型ショッピングセンターです。大規模な専門店を集積し、広域から集客する郊外型モールとは異なり、周辺住民が日常的に利用することを重視しています。
施設の1階にはスーパーマーケット「ライフ」が出店。飲食店や物販店、サービス店舗なども配置され、食品や日用品の購入から外食、各種サービスの利用まで対応します。2階には家電量販店「ヤマダデンキ」が出店します。生活家電をはじめ、住まいや暮らしに関連する商品・サービスを提供する計画です。
生鮮食品など購入頻度の高い商品を扱うスーパーと、生活家電を扱う量販店を組み合わせることで、日常の買い物から比較的大きな買い物まで対応する店舗構成となります。
フロア構成
| フロア | 主な用途 |
|---|---|
| 屋上 | 駐車場 |
| 3・4階 | 駐車場 |
| 2階 | ヤマダデンキ |
| 1階 | ライフ、飲食店、物販店、サービス店舗など |
JR平野駅から徒歩2分。駅前立地と自動車アクセスを両立

建設地はJR大和路線「平野駅」から徒歩約2分、大阪内環状線の東側に位置します。周辺には中低層の住宅地が広がり、町工場なども混在する地域です。駅を利用する通勤・通学客に加え、近隣住民の日常的な買い物需要を取り込める立地となっています。
一方、計画地の西側には大阪内環状線が通っており、自動車でのアクセスにも対応します。駅徒歩2分という鉄道利便性を備えながら、約320台の駐車場を確保する点は、施設の特徴の一つです。徒歩や自転車による近隣利用に加え、自動車で来店する利用者も想定した店舗計画となっています。
旧イオンタウン平野跡地が再生。商業と物流を組み合わせた複合開発
今回の建設地では、かつて「イオンタウン平野」が営業していました。同施設は2003年に開業し、マックスバリュ平野駅前店を核に、ニトリやダイソー、未来屋書店など約30店舗が集積。地域住民に親しまれた商業施設でしたが、2023年8月に閉館しました。
その後、既存建物が解体され、土地を所有する奥村組と三菱商事都市開発が新たな複合開発に着手しました。商業施設は2025年9月に着工済みで、今回、施設名称と核テナントが正式決定しました。隣接する物流施設も2026年9月に着工しており、地上4階建て、延床面積約2万9,100㎡の規模で、2028年冬の竣工を予定しています。
商業棟と物流棟を合わせた延床面積は約5万㎡。約2.2haの旧商業施設用地が、買い物と物流という二つの機能を備えた新たな都市拠点へと姿を変えます。
「マチノマ平野」の施設概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名称 | マチノマ平野 |
| 開発名称 | MCUD Retail平野 |
| 所在地 | 大阪市平野区平野北1丁目8-2(地番) |
| 交通 | JR大和路線「平野駅」徒歩2分 |
| 敷地面積 | 約8,300㎡ |
| 延床面積 | 約20,700㎡ |
| 構造・規模 | 鉄骨造・地上4階建て |
| 核テナント | ライフ、ヤマダデンキ |
| その他テナント | 飲食店、物販店、サービス店舗など |
| 駐車場 | 約320台 |
| 土地所有者 | 奥村組 |
| 開発事業者 | 奥村組、三菱商事都市開発 |
| 設計・施工 | 森本・大豊特定建設工事共同企業体 |
| 開業予定 | 2027年春 |
2027年春、JR平野駅前の商業機能が復活へ
今後のスケジュールは次のとおりです。| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 2023年8月 | イオンタウン平野が閉館 |
| 2025年2月 | 複合開発の事業協定締結を発表 |
| 2025年9月 | 商業施設着工 |
| 2026年9月 | 物流施設着工 |
| 2026年10月13日 | 「マチノマ平野」の名称と核テナントを発表 |
| 2027年春 | マチノマ平野開業予定 |
| 2028年冬 | 物流施設竣工予定 |
従来のショッピングセンターが担ってきた買い物機能を回復させつつ、土地全体では新たに物流機能を加える。「マチノマ平野」の開業は、旧イオンタウン平野跡地の再編が、地域住民の暮らしに直接関わる段階へ進む節目となります。
今後は未発表の飲食店やサービス店舗などの顔ぶれに注目が集まります。
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JR平野駅前の延床約5万㎡複合開発が本格化 物流棟2.91万㎡が着工、商業棟と一体整備へ(2026年9月2日)出典
- 奥村組・三菱商事都市開発「2027年春開業予定の商業施設名称を『マチノマ平野』に決定」(2026年10月13日)
- 奥村組・三菱商事都市開発「(仮称)大阪市平野区複合開発計画」物流施設着工のお知らせ(2026年9月1日)
- 奥村組・三菱商事都市開発「(仮称)大阪市平野区複合開発計画」商業施設着工のお知らせ(2025年9月22日)
- 奥村組・三菱商事都市開発「(仮称)平野複合開発事業に関する事業協定書締結のお知らせ」(2025年2月4日)
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