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大阪府立病院重粒子線がん治療施設

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大阪府立病院機構は、重粒子線がん治療施設整備運営事業で公募型プロポーザルを実施した結果、医療法人協和会・グリーンホスピタルサプライ・日建設計・鹿島・東芝グループに決定したと発表しました。2014年4月から設計に着手し、15年4月の着工と17年度の開院を目指しています。

重粒子線がん治療とは、がん病巣をピンポイントで狙いうちし、がん病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが可能とされる放射線を用いた最先端の治療法です。外科手術および化学療法に対する放射線療法の長所である機能と形態の欠損や治療中の身体的負担が少ないことに加え、従来からの放射線治療であるエックス線、ガンマ線や陽子線に比べ、体の表面では放射線量が弱く、がん病巣において放射線量がピークになる特性を有しているため、照射回数と副作用をさらに少なく、治療期間をより短くすることが可能とされています。


国内の重量子線治療施設は、建設中のものを含めて5施設あり、大阪府立病院重粒子線がん治療施設が加わり合計6施設になります。
・群馬大学重量子線照射施設(群馬県)
・放射線医学総合研究所重量子医科学センター病院(千葉県)
・神奈川県立がんセンター(神奈川県)
・大阪府立病院重粒子線がん治療施設(大阪府)
・兵庫県立粒子線医療センター (兵庫県)
・九州国際重粒子線がん治療センター(佐賀県)











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事業地は大阪府庁本館の南側敷地、新成人病センター移転地東隣です。協和会が代表を務めるグループは、RC一部S造3階建て延べ7271㎡の施設整備を提案しました。敷地面積は5400㎡で、建築面積は3500㎡。治療室は3室(水平、水平・垂直、水平・45度各1室)、ポート数は5ポートで照射方法はスキャニング法を採用、治療患者数は年間800人を見込んでいます。












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大阪府立病院重粒子線がん治療施設は、隣接する成人病センターや大阪城公園への展望に配慮した建物形態とし、屋上緑化などの人とみどりのネットワークにつながる施設づくりで、府が11年に策定した大手前・森之宮地区の土地利用基本計画素案との整合が図られます。












新成人病センター001





大阪府立病院重粒子線がん治療施設の西隣には、大阪府立成人病センターが移転してきます。府立成人病センターは、日本で最初に設置された成人病センターで、 国立医療施設や大学病院以外の公立病院の中では全国で唯一の特定機能病院の認定を受けています。大阪府立病院機構は総合評価落札方式による一般競争入札を実施し、府立成人病センター整備事業の落札者を、258億4272万円で竹中工務店グループ(代表企業・竹中工務店、構成企業・三菱電機ビルテクノサービス、三菱電機ライフサービス、協力企業・日本設計)に決定しています。この事業では、BTO(建設・譲渡・運営)方式のPFI手法を導入し、老朽化した成人病センターを移転建て替えが行われます。



新病院の規模は延べ6万4610㎡。外来や病棟、中央診療、手術、薬剤、管理、治験管理の各部門のほか、がん予防情報センター、研究所なども備える計画です。病床数は500床で、内訳は特別室2床、一般室(1床室)191床、同(3床室)3床、同(4床室)256床、無菌室6床、観察室(1床室)18床、同(2床室)16床、ICU8床です。




7 Comments

ぽり

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>在阪高生さん 大阪府本庁舎本館は現在耐震工事に取り掛かっています。 全部ではなくロの字に半分を残す予定のようです。

行政のしての指針がはっきりしていないので文化財にも指定できずという所でしょうか。 文化財指定を受けていないので正庁改修等は防災設備不備のままです。

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在阪高生

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面白い外観の建物になりそうですね。がんの治療技術向上は全ての人の願うところですし、そのようにあって欲しいです。

それはそうと、お隣の大阪府本庁舎はいつ建て替えるんでしょうね。価値ある建築であることは分かっているのですが、
低層部を残しつつ上に積み増す、ダイビル本館のようなスタイルで出来ないんでしょうかねえ。

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