
淀屋橋に建設された日本生命のオフィスビルです。東京にあった事務機能の一部を移転する為に建設されたそうです。
先ほどNHKで「首都直下型地震」について特集していました。超高層ビルが秘めた危険なども紹介されていましたが、東京への過度な本社機能が集中している現在、今の経済状況で東京に大地震が発生した場合「日本国に致命的なダメージを及ぼす」と警告していました。事業継続計画(BCP)を作成し備えている企業が米国95%に対して日本35%と非常に低く、世界で地震リスクが最も高いとされる国が最もリスク対策を見過ごしている。番組を見ていてゾッとしました。
確かに今、東京に大地震が発生すれば、ほとんどの大企業の活動が停止します。そして、その間に他国他社に顧客を根こそぎ奪われて、立ち直れなくなるのは確実です。一度変わった商流を取り返し、震災前のポジションに戻す事は不可能でしょう。これは神戸港の現在を見れば明白です。対策はバックアップを各所に配置してリスクを分散するしかありません。地政学上、東京と同時被災しないとされる仙台や沖縄などが良い思います。
現実的に東京への本社集中は止められないでしょう。でもNHKの番組では「今後30年以内に東京で大地震が発生する確率は70%」と伝えていました。一極集中によるリスクが最大化しつつある事を国民に警告し、集中の「是正を促す事」は国の責任では無いでしょうか?番組を見終わってちょっと怖くなりました。

閑話休題。壁面デザインは、すぐ近くにある「日本生命本店本館」を意識していると思います。

周辺には日生関係のビルが立ち並び、日本生命村といった感じです。

例によって電柱の地中化が行われていません。

