NTT都市開発株式会社は、2018年4月6日付のニュースリリースで、京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町で進める「新風館再開発計画」について、エースホテルとホテル運営委託契約を締結したと発表しました。「エースホテル京都」は、日本のみならず、アジア初の出店となり、2019年末の開業を予定しています。新風館は大正時代の建築の旧京都中央電話局をリノベーションした商業施設で、2001年に開業、京都市指定・登録文化財第1号に指定されています。今回の再開発計画では、従来の新風館とともに、新棟が建設されます。建築デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所が担当。新棟については、地下1階から地上1階に飲食・物販など様々な魅力的な商業店舗を導入。2階から7階はエースホテルとなります。
【出典元】
→NTT都市開発株式会社>京都「新風館再開発計画」のホテルブランドが決定 世界のホテルの新潮流『エースホテル』が日本初進出
新風館の所在地は、京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2。 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅徒歩1分の場所にあります。
計画のコンセプト
「伝統と革新」という新風館のコンセプトを継承し、「この場所ならではの魅力を持つ、京都のランドマークとなる開発」を新たなコンセプトに加え、ホテルと商業の複合施設にリノベーション。京都市内における商業・観光の主要な動線となっている烏丸通に面する旧京都中央電話局は、大正時代の建築であり、京都市指定・登録文化財第一号として、京都の街並みを形成してきた。2001年からは商業施設「新風館」として生まれ変わり、街に賑わいを作ってきた建物である。。
本計画では、風格のある歴史的街並みを保存しつつ、京都の都市環境への貢献を行い、賑わいと魅力溢れる街づくりをめざす。
1)街の回遊性
今回の計画では、新たに地下2階で地下鉄烏丸御池駅と直結。また、1階では地域に開放された中庭を中心に、烏丸通から東洞院通を繋ぐ賑わいのあるパサージュ(商業店舗が並ぶ通路)や、姉小路通への通路を設け、回遊性を高め、街歩きに変化をもたらし、街のランドマークとなる開発をめざす。
2)フロアの構成
新築棟については、地下1階から地上1階に飲食・物販など様々な魅力的な商業店舗を導入し、2階から7階はエースホテルとする予定。烏丸通に面した既存棟は、1階を商業施設とし、2階及び3階はホテルの客室となる。電話局から商業施設、ホテルへと、建物は変わらないまま時代を超えて生き続ける。
3)デザイン
隈研吾氏が担当する建物の外装デザインは、ルーバーや木組みを多用し、京都の街の景観との調和を図はかる。
新風館再開発計画 概要
所在地: 京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外
交通: 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅徒歩1分
敷 地 面 積: 6,384.73㎡
主要用途: ホテル、店舗
構造形式: 鉄骨造/地下鉄筋コンクリート造
規模: 地下2階/地上7階
建物高さ: 約31m
延 床 面 積: 25,677㎡(予定)
ホテル客室:213室(予定)
店舗面積: 約2,300㎡(B1及び1F)(予定)
着工:2017年10月
開業:2019年末(予定)
事業主:NTT都市開発株式会社
設計・監理:株式会社NTTファシリティーズ
建築デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所
施工:株式会社大林組
『エースホテル』の日本初進出が決まった京都「新風館再開発計画」。隈研吾氏が得意とする木組みとルーバーの組み合わせは、中層の近代建築との相性は抜群だと思います。新たに建設される新棟は、既存の建物と調和した素晴らしいビルになりそうです。
新風館って元々洋館やのにそのすぐ隣に和風建築って…なんかちぐはぐやなぁ
むしろバロック風建築にした方が良かったんでねぇの?
隈研吾氏、近年の活躍は目を見張るものがありますね。このホテルも非常に良さそうです(^○^)