奈良県は、2020年の「平城宮跡歴史公園 県営公園区域 基本計画」に基づき、平城宮跡歴史公園南側地区の整備に係る構想及び計画に関する重要事項について審議を行うため、平城宮跡歴史公園南側地区の整備に関する検討委員会を設置し、整備計画の検討を進めています。
【出展元】→平城宮跡歴史公園南側地区の整備に関する検討委員会
計画地は、奈良市三条大路4丁目の南側、平城宮跡の入り口である朱雀門の正面にあたる、大宮通りに面た約49,000㎡の敷地です。
元々は、積水化学工業奈良事業所がありましたが、 国が行う平城宮跡国営公園化に伴って、隣接する「積水化学工業奈良事業所」が大和郡山市への移転し、県が2020年度に土地を購入しました。
同年12月に策定された県の平城宮跡歴史公園県営公園区域基本計画は、同地区の利用方針として、朱雀大路の遺構を生かした整備や休憩施設、便益施設、駐車場の整備などを示しました。
①遺構の保全(築地塀含む)
②駐車スペースの整備
③にぎわい空間の整備(便益施設(P-PFIを想定))
④くつろぎ空間の整備(休憩広場)
現在は整備計画(案)の策定に向けて検討委員会を中心に案が練れている状況です。次の第3回委員会の開催時には整備計画(案)が公開されパブリックコメントを実施の上、整備計画が作成されます。
2022年8月の様子
現地の様子です。積水化学の工場が移転し、広大な空き地が広がっています。
敷地の南北を結ぶ道路の様子です。写真の右側は、平城京のメインストリート「朱雀大路」にあたります。
朱雀大路側の様子です。写真右側に見える住宅街も朱雀大路に含まれるので、このエリアを復元するには、周辺地区の立ち退きも必要になってきます。
南側地区から先に整備された拠点ゾーンを見た様子です。
ズームレンズで引き寄せた、平城宮の正門である「朱雀門」の様子です。
それにしても、南側地区は広大です。
南側地区の北側には、駐車場が整備されていました。これは便利ですね。
公園整備に向けて検討が進められている平城宮跡歴史公園南側地区。この広い敷地に何を造るのが良いのでしょうか・・。おまけ
朱雀大路の中心に聳える「朱雀門」。その奥に第一次大極殿正殿が見えていました!
リニアも奈良に来るわけだし、今迄の京都への偏った投資を見直して奈良に投資をすべき時期