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『紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良』マリオット最上級ブランド(仮称)奈良吉城園計画 建設工事の最新状況 23.01【2023 年夏開業】


森トラストは2022年11月1日付けのニュースリリースで、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において同社が進めている新規ホテル開発「(仮称)奈良吉城園計画」の名称を、「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」に決定したと発表しました!

紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良は、同社が2017年に立ち上げたホテルブランド「翠 SUI」の3軒目の展開であるとともに、世界有数のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルの最高級カテゴリーブランド「ラグジュアリーコレクション」を県内で初めて誘致したダブルブランド”となります。2022221日より着工し、2023年夏の開業に向けて建設工事が行われています。

【出展元】
奈良県初となる「ラグジュアリーコレクション」誘致決定/紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良

 

『翠 SUI』ブランドのこれまでの展開

 

日本を代表する建築家、隈研吾氏の設計のもと、奈良文化が織りなす歴史、文化、自然が調和すの結び」をデザインコンセプトに、開発を進めてまいりました。約9,000坪の敷地に8棟の建物が立ち並び、「小さな風景から大らかな集合」を生み出すことにより、奈良の環境に溶け込むような街並みを形成します。

 

2015年 3 月開業『翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都』
2018年12月開業『イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古』
2023年 夏 開業予定『紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良』


 

 


計画地は「奈良公園」の西端に位置する吉城園地区。春日大社や興福寺、東大寺などの世界遺産と豊かな緑に囲まれた希少価値の高い場所で、周囲に広がる歴史的建造物や豊かな緑との融合を図り、ラグジュアリーホテルを中心とした施設開業を目指しています。

昭和天皇がサンフランシスコ平和条約に調印した場でもある旧知事公舎や、興福寺の現存する子院として希少な遺構である旧世尊院、万葉集にも詠まれた吉城川に隣接し、茅葺屋根の茶室を擁する吉城園主棟など、歴史的にも文化的にも唯一無二である建築物を保全・活用しつつ、事業が進められています。

 

 

 


『紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良』は、混じりけのない美しい羽という意味を込めた『翠SUI』を冠する3軒目のホテルです。

「紫翠(しすい)」は「紫幹翠葉」に由来し、深い紫色の幹と鮮やかな緑の葉の対比を描写しています。若草山、奈良公園、吉城園やホテルの庭園の植物、木々や葉の美しさといった奈良の自然が持つ緑豊かな麗しさを表現し、このホテル名を冠することとなりました。奈良らしい風光明媚な土地を存分に生かして「歴史や伝統、神秘を体感する滞在を提供」する予定です。

 

 

 


新ホテルは、日本を代表する建築家・隈研吾氏が設計を担当。伝統と現代の結び」をデザインコンセプトに、約9000坪の敷地に地上2階建て8棟で構成し、「奈良の環境に溶け込む街並み」のような宿泊施設を形成。

レセプション設備やメインダイニングには、サンフランシスコ講和条約が結ばれた大正時代の建物である旧知事公舎を活用。全43室の客室は、奈良の伝統的な工芸品からインスピレーションを得たデザインで、窓の外に庭園の自然美を望むプライベート感あふれる空間を設えます。また広い敷地内に残る日本庭園は今後、国内外の特別な会議や茶会、カクテルパーティーといったユニークべニューとしての活用を見込んでいます。

歴史的建造物の保存によりその魅力を引き出し、くつろぎの空間を創出することで、エリアの魅力をさらに高めることを目指し、2023年夏の開業を予定しています。

 

これまでの経緯



世界的な有名観光地にも関わらず、富裕層が泊まれる高級ホテルがほとんど無い。ホテルが無いので宿泊者が少なく消費が伸びず経済が潤わない。そんな奈良県が抱えるジレンマを解消する動きが少しづつ出てきました。

森トラストは、2022年2月21日付けのニュースリリースで、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において、同社が進めている新規ホテル開発『(仮称)奈良吉城園計画』が、同日に着工したと発表しました!森トラストは、2020年 7月には同じ奈良市内にて日本初進出となるマリオット・インターナショナルの最高級ブランドホテル「JW マリオット・ホテル奈良」を開業させるなど、「ラグジュアリー・デスティネーション・ネットワーク」構想を掲げ、全国各地にグロー バルスタンダードのホテルを誘致・開発しています。

【出展元】
森トラスト>『(仮称)奈良吉城園計画』着工
吉城園周辺地区保存管理・活用事業について

 



計画地がある吉城園周辺地区は、日本有数の名勝地「奈良公園」の西端に位置し、春日大社や興福寺・東大寺 などの世界遺産にも囲まれ、様々な取り組みにより風致が維持されてきた緑豊かなエリアです。

森トラストは、2020年 7月には同じ奈良市内にて日本初進出となるマリオット・インターナショナルの最高級ブランドホテル「JW マリオット・ホテル奈良」を開業させるなど、「ラグジュアリー・デスティネーション・ネットワーク」構想を掲げ、全国各地にグロー バルスタンダードのホテルを誘致・開発しています。

当事業では、歴史的建造物の保存や環境の保全により魅力を維持しつつ、ゆったりとした くつろぎの空間を創出することで、エリアの魅力をさらに高めることを目指し、2023 年夏の開業を予定しています

 

吉城園周辺地区保存管理・活用事業



(仮称)奈良吉城園計画(吉城園周辺地区保存管理・活用事業)は、江戸末期から昭和初期にかけて造られた和洋折衷の近代建築物と庭を保全し、民間事業者と連携して来訪者の方々がゆったりとくつろげる空間づくりを行うとともに、吉城園周辺の土塀の修景などを行い、名勝の価値を高める取り組みを進めます。

「奈良県」は、官民連携プロジェクトとなる「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の公募型プロポーザルを行い、2017年3月14日に「森トラスト」を代表企業とするグループを優先交渉権者に特定しました。

開発計画のグランドコンセントは、「畏敬の夜・神秘の朝、奈良らしさを世界へ」。漆黒の夜に灯る火のゆらぎ、若草山から昇る朝日、この場所でこそ感じられる奈良の歴史と自然を表現し、奈良らしさ、 奈良そのものを世界へ発信する施設整備を行います。奈良×最高級インターナショナルホテルブランド×隈研吾氏の組み合わせにより、邸宅の佇まいを継承し、周辺環境と調和した計画により名勝の価値を高めます。

森トラストの提案「伝統と現代の結び」 【施設整備運営の 7 つの要素】


 

① 最高級クラスのインターナショナルホテルブランドの誘致
② 隈研吾氏による、奈良の歴史ある風景を現代に昇華した建築デザイン
③ 奈良公園全体を活かした多用途の宿泊施設機能
④ 生物多様性に配慮した植栽エリアの造成
⑤ 地域との連携体制の構築
⑥ 奈良の食と産物の世界的な認知度の向上
⑦ 地域の記憶の保存と発信

 



 

施設配置は、既存の個々の地割りや庭園、既存建築物を残しながら、小さな建築を溶け込ませることで、場所ごとのアイデンティティー を残しつつ、統一感のある奈良らしいおおらかな環境を創出。

【迎賓ゾーン】【文化発信ゾーン】【交流ゾーン】【静寂ゾーン】の4つの性質の違うゾーンで構成。迎賓ゾーンは知事公舎を活用した迎賓空間を整備。レセプション/レストラン/アーカイブ施設などを設けます。文化発信ゾーンは旧世尊院の貴重な塔頭寺院を完全保存し、 文化発信の場として多目的に利用。交流ゾーンは約300㎡で庭と一体となった空間でパーティー利用を可能にします。静寂 ゾ ー ンは客室で、静寂で落ち着きのある、庭園と一体となった奈良らしい客室を設けます。

 


現地に掲示されていた配置図です。現在の計画は、当初案から新築建物の規模が縮小している事が解りますね。

 

客室面積は50㎡〜70㎡が中心


出典:隈研吾建築都市設計事務所

ホテル客室は約50~70㎡を中心とした構成で、レストラン ・アーカイブ施設 ・ファンクションルーム ・フィットネスルーム ・多目的空間 ・ゲストハウスなどを備えます。ホテルブランドは現時点では未定ですが、客室面積と奈良公園内という稀少な立地から、超・五つ星クラスのスーパーラグジュアリーホテルになる事は確実だと思います。

・伝統工芸をデザインやアメニティに積極的に取り入れ、奈良の伝統・文化を感じられる温かみのある客室

・内部や庭園、周辺環境を一体とすることで、時の移ろいや季節の移ろい奈良らしい朝と夜を感じられる空間を実現

・和を基調としたデザインの中に洋を感じる部分 を随所に織り交ぜることで、邸宅部分の面影を継 承するデザイン

・大和野菜や大和肉鶏、大和茶など奈良でこそ提供できる奈良産物を使った料理を提供

 

着工前の現地付近の様子



着工前の現地付近の様子です。プロジェクトは現在のゾーニングを壊さない施設配置、重要な施設は保存、かつ景観に配慮した2階建ての建物なので、新ホテルが景観に与える影響は、ほとんど無いと思われます。

 



新ホテルは東大寺のお膝元とも言える稀少な立地なので、他に類を見ない体験を得る事ができそうです。そういった意味でも、ホテルブランドは、外資系を誘致するのであれば各チェーンの最高峰のブランド、アマンやパークハイアット、フォーシーズンズ、リッツカールトンなどのレベルを期待したいと思います。

計画概要


計画名称(仮称)奈良吉城園計画
所在地奈良県奈良市大路町55番地
交通
階数地上2階
高さ8m
構造
杭・基礎
主用途ホテル、飲食施設、体験学習施設等
客室数43室 1区画、新築3棟、既存5棟
敷地面積30,505.24㎡
建築面積3,143.65㎡ ←3141.82㎡
延床面積4,411.69㎡
容積対象面積
建築主奈良県、森トラスト株式会社
設計者大成建設株式会社 一級建築士事務所(建築設計)
建築設備設計研究所(設備設計)
隈研吾建築都市設計事務所(設計監修、インテリアデザイン)
施工者大成建設株式会社 関西支店(建築・昇降機)
株式会社きんでん(空調・衛生・電気)
着工2022年2月21日
竣工2023年05月31日 ※開業2023年夏
備考奈良県の吉城園周辺地区保存管理・活用事業

 

2023年1月の様子


現地の様子です。今年夏の開業予定なので、そろそろ建物が出来上がってきているのでは?と思い取材してきました!

 


おおお!宿泊棟がかなり出来上がっているではありませんか!

 

 



アップで見た様子です。装飾パネルが付いていないのでプレハブ感がありますが、巨大な窓ガラスを見るとラグジュアリーホテルの雰囲気が感じ取れます。これからどんな感じに仕上がるのか?興味津々です。

 

 


旧知事公舎の正門付近の様子です。

 

 


北西側から見た様子です。

 

 


西側から見た様子です。土塀の内側に見える建物は「旧知事公舎」で、改修してレセプションやレストランになる予定です。

 

 

 


敷地南東側から見た様子です。

 

 


旧世尊院客殿(旧井上邸)付近の様子です。このあたりはクルマ寄せになる・・と思います。

 

 



知事公舎側(左)と宿泊棟側(右)を隔てる小径の様子です。知事公舎側にレセプションを設けるのであれば、一度屋外に出て、道路を渡って宿泊棟に入る事になります。このあたりをどうするのか?が気になりますね。

 

 


旧副知事公舎付近の様子です。

 


着々と工事が進む『紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良』。奈良公園の中に位置する、歴史的建造物に抱かれた唯一無二の立地は、素晴らしい宿泊体験を得る事が出来そうです。

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