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(仮称)シャングリラホテル京都二条城(Shangri-La Kyoto Nijojo) 建設計画の最新状況 22.10【2025年6月竣工予定】



サムティは2021年3月29日付けのニュースリリースで、アフターコロナのホテル需要の回復を見込み、世界的なホテルチェーンを展開する Shangri-La Asia Ltd.(シャングリ・ラグループ)を共同事業者として、「(仮称)シャングリ・ラ京都二条城」(京都市上京区)を開発すると発表しました。場所は、京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅徒歩9分、「京都」駅より徒歩約14分、敷地面積5,840.83㎡。世界遺産『二条城』を望む最高の立地です。

【出展元】
シャングリ・ラグループとの共同事業の開始及び特定目的会社の出資持分の取得に伴う子会社(孫会社)の異動に関するお知らせ
→京都市>シャングリ・ラ ホテル 京都二条城計画

 

 

新ホテルは、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上4階地下1階建てで、客室数は80~100室を予定。平均客室面積は京都市内最大級となる約57㎡を予定しています。

2022年9月末に着工、2025年04月に竣工 2022年11月末に着工、2025年06月に竣工する予定で、開業後は一定期間保有の上、サムティグループが設立準備を進めているホテルリートへの組み入れも検討していくとの事です。

 

 


出展:Shangri-La Hotel Singapore

シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツは、香港に本拠地を置くケリー・グループ(嘉里集団)が経営するホテルチェーンで、1971年にシンガポールに最初のホテルが開業しました。

その後、アジアや中東の主要都市と大陸中国の観光地やフィジーなどのリゾート地を中心にホテルとリゾートを展開しています。「シャングリ・ラ ホテル」は5つ星クラスの世界的ラグジュアリーブランドで、ビジネス客に加え、リゾート客を主要顧客層としたラグジュアリーホテルで、スパやプールなど都会にありながらホテル自体でリゾートが成り立つような設備が設置されています。

日本では2009年3月に東京・丸の内トラストタワー本館の27~37階に「シャングリ・ラ ホテル 東京」200室が開業しました。

<シャングリラGが展開するホテルブランド>

(最高級)シャングリ・ラ・ホテル
(ビジネス・MICE対応型)トレーダースホテル
(新高級ブランド)ケリーホテル
(カジュアル)ホテルジェン

 



コロナ禍前の京都はオーバーツーリズムと喧伝されるほどのインバウンド需要が押し寄せていました。その為、低コストで異業種からの参入が容易で投資利回りが良い「エコノミー・ミドル価格帯」のホテルが金太郎飴的に量産され供給過剰状態になりかけていました。

京都市内のラグジュアリーホテルは、フォーブス・トラベルガイドの格付けで5つ星にランクされる「ザ・リッツ・カールトン京都」、4つ星の「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル京都」「フォーシーズンズホテル京都」などがあり、日本の都市としては充実していますが、海外の観光地と比べるとまだ見劣りする状況です。

一人当たりの客単価がエコノミーの10倍以上に達し、想像を絶する消費を行う「富裕層」向けのラグジュアリーホテルの立地は地域経済に大きなインパクトを与えます。今回のシャングリラホテル京都二条はアフターコロナの回復局面で、アジアの富裕層の取り込みに大きな力を発揮しそうです。

 

計画概要


計画名称 (仮称)シャングリ・ラ京都二条城
所在地 京都市上京区竹屋町通大宮東入藁屋町536番71
交通 京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅より 徒歩9分
階数 地上4階、地下1階
高さ 14.995m
構造 鉄筋コンクリート造
杭・基礎
主用途 ホテル
客室数 客室数 77室(最低面積50㎡,最高面積202㎡)
敷地面積 5838.12㎡
建築面積 3438.6㎡ ←3396.17㎡に変更 ←3381.64㎡に変更
延床面積 11919.9㎡ ←12,005.21㎡に変更 ←12087.37㎡に変更
容積対象面積
建築主 Shangri-La Kyoto Nijojo特定目的会社
設計者
施工者 大成建設?
着工 2022年01月(予定)←2022年9月30日 ←2022年11月30日に変更
竣工 2024年12月 ←2025年4月30日 ←2025年06月30日に変更
備考 アジア太平洋、中東、北米やヨーロッパの主要都市を中心に展開する、5つ星のラグジュアリーホテル世界的なホテルチェーン「シャングリ・ラグループ」の出店計画。2009年3月にシャングリ・ラ ホテル東京がオープンして以来、約15年ぶりの開業で、国内2ヶ所目、近畿圏初進出。客室数 77室(最低面積50㎡,最高面積202㎡)、平均客室面積は約57 ㎡を予定。
 

最新の完成イメージパース(2021年12月)


サムティは2021年12月1日付けのニュースリリースで、(仮称)シャングリ・ラ京都二条城の新しい完成イメージパースを公開しました!初期のパースに比べると建物のレイアウトが微妙に変わっています。

【出展元】
ホテル開発プロジェクト「(仮称)シャングリ・ラ京都二条城」 における特定目的会社の持分法適用会社化のお知らせ 

 

 


今回はアイレベルで見た完成イメージパースが追加されました。リッツ・カールトンや、ホテル・ザ・三井を連想させる大きな窓ガラスが目を引きます。

 

 


正面玄関の様子です。

 

 

初期のイメージパース


最新のパースは正面から見て3つに分節されていますが初期案は4分節でした。

 

 

2022年10月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年7月だったので、約3ヶ月振りの取材です。

 



現地を取材してみると、スケジュールがさらに変更され、20221130日着工、2025年06月30日竣工となっていました。

 


南西側から見た様子です。

 

 

 


北西側から見た様子です。

 



最後は仮囲い内部の様子です。7月にあった詰め所がなくなり、ひっそりとした感じでした。本当に11月に着工するのかな・・・?

 

2022年7月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2021年12月だったので、約7ヶ月振りの取材です。

 

 


南西側から見た様子です。当初計画では、2022年01月に着工する予定でしたが、リスケされ2022年9月30日に変更されました。

 

 

 


北西から見た様子です。

 

 


ハイアングルで見た内部の様子です。9月の着工予定ですが、敷地東側に詰め所的な建物が設けられました!

 

 


最後は詰め所の様子です。

 

2021年12月の様子

 


現地の様子です。前回の撮影が2021年4月だったので、約8ヶ月振りの取材です。

 

 

 


南側から見た様子です。2022年1月の着工を予定しており、現地はまだ静かなままでした。

 

 

 


仮囲いの内部の様子です。敷地面積が約5840㎡ほどあり、かなりの開発規模である事が解ります。

 

 

久しぶりに現地を取材すると開発計画に関する説明会の概要(建築計画のお知らせ的な看板)が掲示されていました。

 

 


南西側から見た様子です。

 


最後は北西から見た様子です。

 

2021年4月の様子


現地の様子です。計画地は二条城の北側に位置しています。

 


南西側から見た様子です。計画地の敷地面積は5,840.83㎡なので結構な広さがあります。周辺を見て回りましたが、取材時には建築計画のお知らせ、は掲示されていませんでした。

 

 


計画地と二条城の位置関係はこんな感じです。まさに目の前といった感じですね。

 


北西側から見た様子です。

 


敷地外からハイアングルで見た内部の様子です。

 


最後は世界遺産の二条城の様子です。

 

 

3 COMMENTS

文太

京都らしい景観が保たれることは良い事。できれば電柱地中化も同時に出来るように制度化できたらいいと考える。

田村紀哉

この近くだと旧京都国際ホテル跡地に「ザ・ミツイ」も出来ましたから。このあたりも高級ホテルの集積地になりつつありますね。

七味

写真から判断すると、二条城の真北に隣接してる土地のようですね。北村工務店の東隣。

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