碧海信用金庫・御園支店は、名古屋市中区栄一丁目のグランドメゾン御園座タワー の近くに建設されたオフィスビルです。新店舗は建築家、隈研吾氏がデザインを手がけ、ガラス張りの建物に木材と緑を組み合わせた和風のモダンなデザインが特徴的な外観をしています。
建物概要
・所在地 名古屋市中区栄一丁目 1110 番
・敷地面積 730.94 ㎡(221.10 坪)
・建物面積 620.97 ㎡
・延床面積 4,140.02 ㎡
・構造 鉄骨造 7 階建
・用途 御園支店、パーソナルプラザ、本部機能
・駐車場 15 台
工事期間
着 工:平成 28 年 5 月 16 日
竣工:平成 29 年 6 月
開設:平成 29 年 7 月
意匠設計・監修 :隈研吾建築都市設計事務所
建築設計・施工業者:積水ハウス株式会社
地域に密着した信用金庫にふさわしい、街と建築、 人と人とのつながりの場を創造することを目指した。 立体的な庭「グリーンヴォイド」を媒介として、建 築は街とつながり、建物の各スペースがひとつにつな がる。この木と緑の吹き抜け空間が、地域と碧海信用 金庫をつなぐ象徴となる。 グリーンヴォイドと建築は、軽やかな木組みスクリ ーンでやわらかく包まれ、街に木のぬくもりを与え、 芝居街にふさわしい和の華やかな街並みを形成する。 新しく再生する名古屋のシンボル御園座とも、木のス クリーンは響き合い、新しい名古屋の文化的中心とな るだろう。インテリアにも木や和紙を使用すること で、お客様にも働く人々にも、やさしい空間が提供さ れることになる。 街に開かれた「グリーンヴォイド」を通じて、地域 とともに成長していく、有機的な建築を目指した。
出展:碧海信用金庫 御園支店 デザインコンセプト
ビルの角に設けられた「グリーンヴォイド」の様子です。
最後は近くで見上げた様子です。ガラスカーテンウォールの外側を覆うのは、ニュージーランドの木材「ラジアタパイン」の板です。
こちらのサイトで地元の信用金庫の名前が見られるとは嬉しい限りです。
金融機関のオフィスというよりも、高級ブランドのショップビルのような佇まいですね。
外壁材に使用されているのは難燃性木材でしょうか、なかなかのハイセンスだと感じました。