旧堂島ホテルの解体工事が進んでいます。堂島ホテルは1983年に堂島浜に開業したスモールラグジュアリーホテルです。北新地にほど近い立地などから大人の社交場として親しまれてきましたが、2016年12月に施設の老朽化などを理由に閉館しました。建物は解体され、跡地約1607㎡には地上11階建て程度、延べ床面積約1.38万㎡のホテルが建設されます。宿泊料は2万~3万円台の宿泊主体型「アップスケール(高級価格帯)ホテル」になる予定です。
【過去記事】
→(仮称)堂島ホテル建て替え計画の状況 19.02
→(仮称)堂島ホテル建て替え計画の状況 18.11
→約300室の外資系ホテルが開業予定、旧堂島ホテルの解体状況 18.10
旧堂島ホテルが建て替え。2020年に約300室の外資系ホテルが開業予定、ホテルブランドはアコーホテルズの「プルマン」か?
【スペック】
計画名称:(仮称)堂島ホテル建替計画
所在地:大阪市北区堂島浜二丁目1番2
階数:地上14階、塔屋1階、地下0階
高さ:55.30m
構造:S造
杭・基礎 :
主用途:ホテル
総戸数:—–
敷地面積:1,607.68㎡
建築面積:1,178.30㎡
延床面積:14,083.13㎡ ※容積対象面積12,817.82㎡
建築主:合同会社アール・アンド・ケイ
設計者:梓設計、戸田建設
施工者:未定
着工:2019年01月(予定)
竣工:2020年12月(予定)
堂島ホテルは、不動産投資などを手がけるウェルス・マネジメントと、米ゴールドマン・サックス・グループが所有していましたが、三菱UFJリースと不動産業の片山工業が設立した特別目的会社「アール・アンド・ケイ」に2017年6月30日付で売却されました。新ホテルの運営はウェルス社が担うとみられます。ウェルス社は、2015年8月にフランスのホテルチェーン大手、アコーホテルズの日本法人と業務委託契約を結び、ホテル運営事業へ進出。同チェーンはアップスケールブランド「プルマン」などを展開しています。
現地の様子です。前回の撮影が2019年02月だったので約1ヶ月振りの取材です。
内部の様子です。取材時点では既存地下躯体撤去工事が行われていました。
アコーホテルズのブランド進出だと、どのクラスか知りたいですね