その後、計画が見直され、長期滞在型ホテルは「オークウッド」から「ハイアット ハウス」に変更になりました。
「ハイアットセントリック」が入居するホテル棟は14階建て、客室数は250室。レジテンス棟は、15階建てで、「ハイアットハウス」90室が3〜7階に、8階~15階は大京が展開する富裕層向けの高級レジデンス「ザ・レジデンス金沢」120戸が入居します。
→「公式」ザ・レジデンス金沢
→北陸にハイアットブランド初進出! 「ハイアット セントリック 金沢」と「ハイアット ハウス 金沢」
→金沢市HP>優先交渉権者等の決定定>提案概要書(PDF)
ハイアット・セントリックホテルが進出する市有地「61街区」は、金沢駅西口広場に隣接する一等地です。先に再整備が完成した金沢駅西広場に隣接し、面積は約7500㎡。1998年に旧国鉄清算事業団から取得した当時は「金沢テレコムタウン構想」に基づく情報通信施設「テレコムセンター」の候補地とされていましたが、景気の低迷で民間活力の導入が難しく、立ち消えとなり、以来15年間、駅西暫定駐車場として利用されていました。
◆金沢市が提示したホテルブランドに関する条件
(1)ホテルブランド 世界の交流拠点都市にふさわしい質と品格を有し、国際的なホテルの運営能力と実績を有するホテル運営会社が運営者となり、国際的な知名度と高い評価を得ているブランドである事。 ホテルブランドについては、専門家の助言を踏まえ、金沢市側にて総合的に判断を行う。
(2)ホテルブランド等の継続期間 ホテル開業後、10 年間は、同一のホテルブランド及び運営主体にて事業を継続することを条件とする。 なお、金沢市と協議の上、市の承認を得た場合は変更することが可能。
(3)ホテルの施設条件 ホテル施設については、以下の条件を有する事。 客室面積 :全室 30 ㎡以上、 レストラン:1施設以上、その他 :会議室、ビジネスセンター、ジム等の付帯設備の設置が望ましい。
◆事業スケジュール2016年春 ホテル事業者の公募・プロポーザル
2016年夏 ホテル事業の優先交渉権者の選定、土地売買契約の締結
2016年夏~2017 年夏 ホテル基本設計・実施設計
2017年夏 建築確認取得、土地の引渡し
2018年02月~2020 年04月 建設工事
2020年06月目処開業
【スペック】
名称:「ハイアットセントリック金沢」「ハイアットハウス金沢」
計画名称:(仮称)金沢市インターナショナルブランドホテル計画
所在地:金沢市広岡1丁目501,502-1,510,511,512
階数:地上15階、地下1階
高さ:59.95m
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、SRC造
杭・基礎 :
主用途: ホテル、マンション、商業施設、MICE施設、駐車場
客室数:ホテル 250室 サービスレジデンス 90室 マンション 120戸
敷地面積:7,423.74㎡
建築面積:6,585.82㎡
延床面積:53,935.28㎡
建築主:オリックス(ホテル運営:ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ )
設計者:竹中工務店
施工者:竹中工務店
着工:2018年02月
竣工:2020年04月 (予定)
開業:2020年06月 (予定)
建築計画のお知らせに掲示されいた配置図です。当初計画では地下に300台分の駐車場が設けられる予定でしたが、実際は敷地北側角に150台分の立体駐車場になりました。またレジデンス棟に入居するサービスアパートメントが「オークウッド」から「ハイアット ハウス」に変わりました。レジデンス棟の床はハイアットハウスだけでは埋まらないので、マンション分譲大手の大京が高級共同住宅「ザ・レジデンス金沢」の入居が決まりました。
現地の様子です。前回の撮影が2018年07月だったので約10ヶ月振りの取材です。鉄骨建方が進んでおり搭屋部の構築が始まっています。ハイアット側(写真左)は最高部まで到達していました。
近くで見上げたホテル棟の様子です。カーテンウォールの取り付けが進んでおり、外装イメージがつかめる様になりました。シンプルでモダンなデザインですが、縦方向のマリオンに金沢を感じさせるアクセントが散りばめられています。
低層部の様子です。結構なボリューム感があります。
ロータリーの反対側から見た様子です。
レジテンス棟側の様子です。鉄骨建方が先行しているホテル棟と同じぐらいの高さまで、まだまだ成長します。
撮影ポイントを変えて、鼓門側から見た様子です。大型タワークレーン3機が可動しており、北陸新幹線開業に伴う開発ラッシュにわく風ざわの勢いを象徴しているかの様です。
一気に撮影ポイントを変えて石川県庁から見た現地の様子です。
最後は金沢駅周辺のビル群とハイアットセントリック金沢を絡めて見た様子です。