旧堂島ホテルは1983年に堂島浜に開業したスモールラグジュアリーホテルです。北新地にほど近い立地などから大人の社交場として親しまれてきましたが、2016年12月に施設の老朽化などを理由に閉館しました。建物は解体され、跡地には地上14階、延床面積14,083.13㎡の新ホテルが建設されます。
ウェルス・マネジメント社 は、2019年4月3日付のニュースリリースで、マリオット・インターナショナルと、大阪堂島ホテル再開発事業 のホテル運営業務委託契 約を締結し、マリオットが展開するアップスケールホテルブランド「Aloft(アロフト)」を関西初進出として、2020年度に開業させると発表しました。
Aloft 堂島(仮称)は客室数 約 300 室、レストランやバー、フィットネス、ビジネスセンター(予 定)を備えたライフスタイル提案型ホテルで、ビジネス拠点としての利用や、観光に様々なアトラ クションを提供するホテルとなります。
【過去記事】→Aloft 堂島(仮称)の建設状況 20.01
→Aloft 堂島(仮称)の建設状況 19.11
→Aloft 堂島(仮称)の建設状況 19.09
→Aloft 堂島(仮称)の建設状況 19.07
→Aloft 堂島(仮称)の建設状況 19.06
→Aloft 堂島(仮称)の建設状況 19.05
→(仮称)堂島ホテル建て替え計画の状況 19.02
→(仮称)堂島ホテル建て替え計画の状況 18.11
→約300室の外資系ホテルが開業予定、旧堂島ホテルの解体状況 18.10
【スペック】
名称: Aloft 堂島(仮称)
計画名称:(仮称)堂島ホテル建替計画
所在地:大阪市北区堂島浜二丁目1番2
階数:地上14階、塔屋1階、地下0階
高さ:55.30m
構造:S造
杭・基礎 :
主用途:ホテル
総戸数:—–
敷地面積:1,607.68㎡
建築面積:1,178.30㎡
延床面積:14,083.13㎡ ※容積対象面積12,817.82㎡
建築主:合同会社アール・アンド・ケイ
設計者:梓設計、戸田建設
施工者:戸田建設
着工:2019年01月(予定)
竣工:2020年12月(予定)
アロフトホテルの特徴
Aloft Hotels(アロフト・ホテル)はマリオット・インターナショナルのアップスケールホテルブランドで、 20 カ国に 50 軒以上のホテルを展開しています。 従来のホテルブランドとは一線を画すアプローチをテーマにしておりデザインでの差別化を図り、SNSなどを多用するデジタルネイティブの旅行者に向けハイテク重視の宿泊体験を手頃な料金で提供しています。
モバイルキー
「モバイルキー」プログラムをご利用すると、スマートフォンやApple Watchを使い一瞬で、部屋のドアを開けることができ、鍵を探す手間が省けます。このプログラムに登録しておくと、キーレスをお選びになるだけで、ホテル到着時に、ルームナンバーを記載したテキストが送信されます。チェックインで並ぶ必要がなく、即座に部屋のドアを解錠することが可能です。
ハイテクと質の高いコミュニケーションが融合し、瞬時の満足を提供。Apple Watch用のMarriott Bonvoアプリは予約確認番号とホテルへの道順が確認できるほか、チェックインデスクに立ち寄ることなく、手首を軽く動かすだけでお部屋のドアを解錠する事が出来ます。
※Aloft 堂島(仮称)での展開は未定です
BOTLR (ボトラー)
ロボットのボトラーは、宿泊者が必要な時に必要なものをお届けするべく、休むことなく働いて、宿泊者をサポートします。タオルや洗面用品を部屋に届けて欲しい時は、スマートフォンからデリバリーを依頼しボトラーが届けてくれます。
※Aloft 堂島(仮称)での展開は未定ライブ@アロフトホテル
アロフトホテルは、活気あふれる社交の場で、新進アーティストや地元アーティストによるアコースティック演奏を聴いて大好きな音楽に浸る事が出来ます。 アロフトホテルとユニバーサルミュージック グループは才能あるミュージシャンの発掘を目的とした「Project: Aloft Star」を立ち上げ、音楽界で次に輝くスターを世界中から募集、その結果が発表されました。アロフトは、音楽ファンとミュージシャンどちらにも魅力的な滞在と演奏の場を提供しています。
※Aloft 堂島(仮称)での展開は未定アロフト・ホテルは、マリオットブランド低価格帯のホテルブランドですが、デジタルネイティブ世代を意識したハイテクの積極導入や、地域のミュージシャンと宿泊者を結びつけるエンターテイメントの場を提供するなど特徴的なブランドです。同じくマリオットの低価格帯ブランド「モクシー」とかぶる所がありますが、アロフトは最新テクノロジーの実験場としての意味合いが強いです。
2020年2月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年1月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
敷地外からハイアングルで見た内部の様子です。
基礎部分のコンクリート打設が進んでいます。
最後は南西側から見た様子です。
ここの現場もタワークレーンが登場しましたね(^_^)