大阪倶楽部周辺の完成イメージ
大阪市は船場地区において観光魅力向上のための歴史・文化的まちなみ創出事業「かんまち事業」を進めています。この事業は、歴史的・文化的資産等を有する街並みの再生・活性化や、新たな街並みの個性を引き出すために、無電柱化や周辺景観と調和した道路整備などに取り組むことによって、新しい集客拠点化を図る取り組みです。【出展元】
→観光魅力向上のための歴史・文化的まちなみ創出事業
→「大阪市無電柱化推進計画」を策定しました
【過去記事】
→無電柱化を進める「かんなみ事業(船場地区)」大阪倶楽部周辺の状況 19.08
日本生命ビル、芝川ビル、大阪倶楽部の周辺を先行整備

「かんまち事業」は大阪都心部における無電柱化を推進する事業です。限られた予算の中で効果的な整備を行うために、歴史的建築物など、既存のまちの魅力を向上させる資産が集積し、かつ民間開発が進む箇所において、先行して整備をめざす3箇所(日本生命ビル周辺、芝川ビル周辺、大阪倶楽部周辺)と整備に向けた検討を進めていく1路線(道修町通周辺)が有識者会議において事業実施箇所として選定されました。
事業の発端(きっかけ)は市長による指示

無電柱化が完成した日生本館周辺の様子
2012年度に府市統合本部で取りまとめられた「グランドデザイン・大阪」では、景観を妨げる電線類の地中化を実施することや、ストック・ポテンシャルを活用し魅力ある都市空間の創造が掲げられており、大阪府で実施された「石畳と淡い街灯まちづくり支援事業」の大阪市内版として実施するに至りました。実施状況

・2014年度
整備箇所・整備手法の検討のための有識者会議を設置
・2015年度
1箇所の道路整備工事を完了し、2箇所の無電柱化工事に着手
内北浜通及び今橋通に案内板を設置
・2016年度
2箇所の無電柱化工事を引続き実施
伏見町通及び今橋通に案内板を設置
・2017年度
2箇所の無電柱化工事を引続き実施
NPO法人主催のまち歩きイベントを後援
2022年1月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2021年6月だったので、約7ヶ月振りの取材です。

淀屋橋odona南東角交差点の様子です。電柱電線類地中化が完了し、新しい歩道が整備されました。

今橋通りは見違える様に綺麗になりました。

「大阪倶楽部」の様子です。

ゴチャゴチャした電線が無くなって建築物が持つ本来の美しさが引き出されたと感じました。

「大阪倶楽部」の西側の通りです。石畳風の舗装が良い感じです。

再び今橋通りに戻って、大阪倶楽部の南西側交差点の様子です。

旧大阪市中央消防署今橋出張所(今橋ビルヂング) の様子です。

かなり西側まで電柱電線類地中化が行われました。

続いては1本北側の三井住友銀行 大阪本店側の通りの様子です。こちらは歩道や新しい街路灯の新設が終わっていますが、電柱電線類の撤去はまだ行われていません。

最後は住友ビル本館付近の様子です。


