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アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉西日本最大客室数2060室タワーホテルの最新状況 24.01【2024年9月竣工】


アパホテルネットワークとして全国最大の688ホテル・105,388室(建築・設計中、海外、FC、パートナーホテルを含む)のホテルネットワークを展開する総合都市開発のアパグループは、2022年3月1日に、仮称)アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉の計画地において起工式を執り行ったと発表しまた!今回の起工式を経て、大阪府下において30棟目の新築ホテルが着工となります。

【出展元】
西日本最大客室数 全2,060室 (仮称)アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉起工式 開催

 

(仮称)アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉は、西日本最大客室数となる全2,060室、地上40階建の超高層タワー型ホテルです。客室構成はシングル、ダブル、ツインなどの標準客室のほか、スイートルーム、デラックスツインルーム、トリプルルームやコネクティングルームなどを計画し、幅広い層の需要に対応。

最上階に展望レストランや展望プールを設け、大浴殿・露天風呂、大型レストラン、フィットネス施設のほかに、カフェやエステ、コンビニ等を計画しています。都会に居ながらリゾート気分を味わえ、滞在そのものを楽しめる「アーバンリゾート」として、大阪難波エリアの新たなランドマークとなるホテルを目指す計画です。設計は日企設計、施工は熊谷組、デザイン監修は辻本デザイン事務所が担当し、2024年10月下旬の開業を予定しています。

これまでの経緯

当初発表された完成イメージ。推定160mはありそうな新ビルが描かれていた

アパグループは2019年12月11日付けのニュースリリースで大阪市浪速区湊町一丁目のOCATの隣接地に西日本最大客室数となる2,064室のタワーホテルを建設すると発表しました!ホテルの規模は地上40階建、延べ床面積約38,000㎡で客室は全2,064室。スイートルーム・デラックスツインルーム・トリプルルーム・4名利用が可能なコネクトルーム・バリアフリールーム等、バリエーション豊かな客室タイプや、共用部にはプール・フィットネス・大浴場等の充実した施設を計画しています。

計画地は大阪市浪速区湊町一丁目533。JR難波駅ーOCATの一角で公簿面積は3,306,12㎡で用途区分は商業地、容積率600%、建ぺい率80%です。

怒濤の出店ラッシュを続けるアパホテル


梅田に建設されるアパホテル&リゾート〈大阪梅田駅タワー〉(34階建・全1,709室・202212月開業予定

アパグループは2025年に開催決定した大阪万博による需要の拡大を見込み、大阪エリアにおいて大型ホテルの開発に注力しており怒濤の出展ラッシュを続けています。御堂筋沿いを南北に縦断するように、北から(仮称)アパホテル&リゾート〈大阪梅田駅タワー〉34階建・全1,709室・202212月開業予定)、アパホテル&リゾート〈御堂筋本町駅タワー〉32階建・全913室・20191217日開業済)、アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉34階建・全2,064室・2024年5月に建物竣工)の全3棟・4,686室のアーバンリゾート大型タワーホテルを展開する事になります。

【出展元】
アパグループ西日本最大客室数のタワーホテル用地を取得

アパホテルが大阪に西日本最大の2000室規模のホテルを建設!?


APAホテル勝利の方程式は標準化と嗅覚の鋭さ



怒濤の出店ラッシュを続けるAPAホテルは同社なりの勝利の方程式を確立しています。それは11㎡程度のコンパクトな客室に幅140cmのベッド、40型以上のテレビ、枕元に照明スイッチなどの機能をまとめた「新都市型ホテル」です。標準フォーマットにそった客室を限界まで詰め込み収益性を高める様に見えます。

また、今回のアパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉の計画地はJR難波駅に隣接した土地ですが、将来的に「なにわ筋線」が開通すると、ホテルの価値は飛躍的に高まる事が予想できます。アパはこの様な先を読んだ動きが得意で、先手先手でで計画を進めてきました。

最新のAPAホテルの客室レイアウトや勝利の方程式は下記の記事に詳しく纏めています。

怒涛の勢いで出店を続けるアパホテルの最新の部屋に泊まって見た!アパホテル〈堺筋北浜駅前〉宿泊記


計画概要


計画名称 (仮称)アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉
所在地 大阪市浪速区湊町1丁目5番33(地番)
交通 JR大和路線 JR難波、四つ橋線 難波 近鉄大阪難波
階数 地上40階
高さ 135.98m
構造 鉄骨造
杭・基礎
主用途 ホテル
客室数 2,060室
敷地面積 3306.07㎡
建築面積 約2000.00㎡
延床面積 約37800㎡
容積対象面積 33060.36㎡
建築主 アパホーム・アパマンション
設計者 日企設計
施工者 熊谷組
着工 2021年11月中旬(予定)←起工式:2022年3月1日
竣工 2024年05月(予定)←2024年9月下旬予定に変更
備考 2024年10月下旬 開業予定

立面図・配置図


建築計画のお知らせに掲載されていた北面立面図です。

 


同じく配置図です。

2024年1月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年10月だったので、約3ヶ月ぶりの撮影です。


南東側から見た様子です。かなり高くなってきました!

 


真正面、西側から見た様子です。既存の超高層ビルとの間隔が狭すぎて、あり得ない密度感。国内の超高層ビルで、ここまで密接しているビルは珍しいと思います。

 


北東側絡みた様子です。

 


少し離れて、東側から見た様子です。

 


最後は撮影ポイントを変えて、OCAT越しに西側から見た様子です。

2023年10月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年5月だったので約5ヶ月ぶりの撮影です。

 


真正面から見た様子です。かなり高くなってました。既存の超高層ビルとの間隔が狭すぎてあり得ない密度感となっています。

 


北東側から見た様子です。

 


南東側から見た様子です。

 


最後は少し離れて見た様子です。南北の客室は隣接する超高層ビルとお見合い配置になるので眺望はなさそうです。

2023年5月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年6月だったので、約1年振りの取材です。


東側から見た様子です。地上鉄骨建方が始まっており躯体が上に向かって伸び始めていました!

 


この2棟の超高層ビルの隙間に、2000室を超える巨大ホテルが建設されます。

 


最後は北東側から見た様子です。

 

2022年6月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

 


東側から見た様子です。

 

 


この2棟の超高層ビルの隙間に、2000室を超える巨大ホテルが建設されます。

 


南東側から見た様子です。

 

 

 


南側から見た様子です。

 


最後は北西から見た様子です。

 

 

 

2022年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年2月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

 



アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉は2022年3月1日に起工式を執り行い、正式着工しました!3月15日から山留工事を開始、4月14日から杭工事が始まりました。

 

 

 


北東側から見た様子です。

 

 

 


北西から見た様子です。

 


最後は西側から見た様子です。このビルの谷間に地上40階建て、2,060室の巨大ホテルを建てるとは・・。大半の客室が近接する超高層ビルとお見合い配置になりますが「そんなの関係ねぇ!」と言わんばかりに工事が始まりました。

 

2022年2月の様子

 


現地の様子です。以前にあった、コインパーキングが廃止され、背の高い仮囲いで囲まれていました。

 


北東側から見た様子です。

 

 


開いたゲートから見た内部の様子です。撮影は2月末頃でしたが、3月1日に向けて起工式の準備が行われていました。

 

 


マルイト難波ビルとの境目はこんな感じです。

 

 


仮囲いの透明箇所から見た内部の様子です。

 


最後は撮影ポイントを変えて、あべのハルカスから見た計画地周辺の様子です。

大阪市内のアパホテルは、23ホテル・7,169室が稼働しており、現在建築・設計中のアパホテル&リゾート〈大阪梅田駅タワー〉(全1,704室・20231月開業予定)やアパホテル〈なんば心斎橋東〉(全202室・2022412日開業予定)等を含め、26ホテル・総客室数11,135室となります。

 

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8 COMMENTS

ぷんぷい

北側のマルイトビルはともかく、南側のローレルタワーが気の毒。
再販価格ダダ落ちしそう。。。

アリー my dear

客室数2000を超える巨大ホテルの建設、ついに始まりましたね(*´∀`)♪

さんたん

さすがにイメージイラストのように、マルイト難波ビルを超える高さとはなりませんでしたね。

アリー my dear

アパホーム、仮称・アパホテル&リゾート大阪難波駅タワー11月着工(建産速報)
http://www.ken-san.com/article/view/13447

アパホーム・アパマンションは、大阪市浪速区湊町1―5―33(地番)の敷地3306・07㎡にホテル(仮称・アパホテル&リゾート大阪難波駅タワー)新築を計画。構造規模はS造40階建延3万7800㎡(2000㎡)。設計は日企設計。工期21年11月15日~24年5月15日

アリー my dear

おはようございます(╹◡╹)先日のアパホテルのニュースリリースを見ているとこんな記述が…
https://www.apa.co.jp/newsrelease/148279

アパホテルが奈良県初進出というものですが、その中に“ アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉(39階建・全2,064室・2023年秋開業予定・大阪市浪速区)” とのこと。
39建てのようですね!

ぽり

ここだろうとは思ってました。立川に本拠地のある真如苑を運営している真澄寺の用地ですね。奈良の天理の様に宗教建築都市でもあります。
副業目的での取得だったようですが、一度建ってしまうと国税意外なかなかチェック出来ないので、大阪市では新規や大規模改修時に宗教活動や福祉目的外に対する課税強化を図っているので、名目信者宿泊施設等、転貸なども想定していたと思われますが、断念されたのではないでしょうか?
再開発促進地区の為、建ぺい率は変わりませんが容積率は600%に限らず申請内容でUP出来るようです。

立川と言えば、閉店した*曽根崎のやまたけ*は立川の工房集団によるもので、やまたけの外装にも見られるアイアンワークは立川駅のペディストリアンデッキのベンチに採用されています。 建物や内装で現存しているのがやまたけが最後の一つになりました。

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