三井不動産は、2022年8月29日付けのニュースリリースで「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」を2022年11月8日にグランドオープンすると発表しました!
施設コンセプトは「Our Next Channel」。 変わりゆく時代に合わせて、どんなお客さまにもぴったりのチャネルを提供する、としてます。
ららぽーと堺は、関西エリア4施設目の「ららぽーと」で、ファミリー層をメインに、シニア・ヤング層まで幅広い世代が活用できるよう、ファッション、雑貨、飲食、エンタテインメントなど話題性の高い約212店舗が出店。うち33店舗は関西初出店、97店舗が堺市初出店します。【出展元】
→「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」 11 月 8 日(火)グランドオープン
スタジアムコート「Fansta X Stadium」(ファンスタクロススタジアム)
ららぽーと堺の中心には、熱狂と憩いの二⾯性を持つ屋内型のスタジアムコート「Fansta X Stadium」が設けられます。スポーツイベントやショータイムのステージとなる「Fansta X Stadium」には、イベントを観覧しな がら飲食を楽しめる「Sakai Food Stadium」が併設され、全体で約 2,500 ㎡の広さを誇ります。
【概要】
観覧可能人数 : 約 1,400 人
サイズ : 約 560 ㎡(約 30mx約 19m)
ステージサイズ : 約 82 ㎡(約 15mx約 5.5m)
スタジアムコートの中央には、国内商業施設の屋内型ビジョンとしては最大級の 542 インチのメインビジョンが設置され、大迫力のライブビューイングが楽しめます。また、「Fansta X Stadium」を取り囲むように 2 階壁面に設置されたリボンビジョンによって、本物のスタジアムさながらの臨場 感を演出します。
メインビジョン:横型 542 インチ(12m×6.75m)
リボンビジョン:全長 58.5m
スタジアムコートのサイズは約560m2(約30×19m)、ステージサイズは約82m2(約15×5.5m)、観覧可能人数は約1,400人。スポーツや音楽、ダンスなど、さまざまなエンターテインメントイベントの開催を計画。イベントを観覧しながらの飲食も可能。
スポーツや音楽、ダンスなど、さまざまなエンターテインメントイベントの開催により、この場所が夢を追いかける地域の皆さまの晴れ舞台となり、子どもから大人まで幅広い世代のお客さまが交流し「Fansta X Stadium」から大熱狂を生 み出すことを目指します。
予定されているイベントは、「三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2022 EXTREME FINAL」(11月19日、20日)、「(仮称)ららぽーと eスポーツ杯」(11月27日)、ブレイクダンスイベント「(仮称)しょぎょーむじょーブラザーズ×MORTAL COMBAT NEXT GENERATION 10周年記念企画『SCREAM』」(12月11日)などとなっています。
さらに、「Fansta X Stadium」の周囲には、ゆっくり過ごせるテラス席やベンチ席などのスペースを完 備します。イベント開催時以外は、公園のような開放的な空間となり、密を避けながら寛げるスペースとなります。
SC初出店や堺市初進出など多彩な店舗やコンテンツ
1階にはイベントを観覧しながら食事を楽しめるフードホール、3階にエリア最大級のフードコート、バラエティに富んだ2階のレストランゾーンの飲食エリアなど、さまざまな業態の飲食店が出店します。
全国の「焼きそば」を一堂に集めた「TEPPAN 220°」や、握らないおにぎり「スパムおにぎり」をローカル食材でアレンジした「OSAKA RICE BURGER」のほか、関西初出店の「VEGEGO オヌレシクタン&CAFE」、堺市初出店の「Eggs ‘n Things」や「京鼎樓」などがオープンします。
また、堺の街や地域のお祭りを表現した「namco 太鼓の達人毎日おまつりだドン!」、赤ちゃん絵本「しましまぐるぐる」の世界を楽しめる「しまぐるランド」、日常型エンターテインメントを提供する「TSUTAYA BOOKSTORE」などが出店。
ファッションブランドからは、堺市に初出店となる「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」、「コーチ(Coach)」、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」、「ジェラート ピケ(gelato pique)」、ららぽーと初出店となる「USAGI ONLINE STORE」などがオープンする。このほか、「スタンダードプロダクツ バイ ダイソー(Standard Products by DAISO)」や「フライング タイガー コペンハーゲン(Flying Tiger Copenhagen)」などの雑貨ブランドも揃います。
屋外広場「MIHARA パーク」
このほか北西エントランスには、屋外広場「MIHARA パーク」を設置。子ども用の遊具のある「プレイゾーン」や、イベント時にスケートボードやBMX等のスポーツが体験できる「アーバンスポーツゾーン」をはじめ、植栽を観賞できる「MIHARA プロムナード」や、イベントや食事を楽しめる「テラスゾーン&MIHARA ステージ」などを用意します。
これまでの経緯
三井不動産は、2021年5月11日付けのニュースリリースで、大阪府堺市美原区で開発を推進しているリージョナル型ショッピングセンター「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと堺」の建設工事に着手したと発表しました。三井不動産が展開してるリージョナル型SC「ららぽーと」の関西エリア4施設目となり、2022年秋の開業を予定しています。
計画地は、堺市・美原町合併新市建設計画において美原新拠点に位置付けられている黒山地区。大阪の南北をつなぐ国道309号沿いで、阪和自動車道(E26)美原北IC(インターチェンジ)/美原南ICにも近いほか、既設のバスターミナルも至近に位置しています。【出展元】
→「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと堺」建築着工2022年秋開業予定
→(仮称)堺市美原区黒山東計画
今回発表のプレスリリースによると、施設の延床面積は約14万5000m2 、店舗面積は約5万6200m2 。現地に掲示されてた建築計画のお知らせに比べると一回り小さな規模の様子です。3階建てで220店舗が出店するほか、約3050台収容の駐車場を備えます。また、施設内に約2400m2 の広場を整備し、建物内にも地域連携を図ったイベントを実施できるスペースを設けるなど、地域のコミュニティ機能も持たせた施設となります。
計画概要
★現地に掲示されていた、いわゆる建築計画のお知らせ。21年5月のニュースリリースで数値が変更になっています
(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと堺 計画概要
所在地 | 大阪府堺市美原区黒山22番1他 | |
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敷地面積 | 約74,300m2(約22,400坪) | |
構造規模 | 店舗棟 立体駐車場棟 |
鉄骨造地上3階建(店舗:1~3階、駐車場:屋上) 鉄骨造地上3階建 1棟 鉄骨造地上6階建 2棟 |
延床面積 | 約145,000m2(約43,800坪)(店舗棟:約27,700坪、立体駐車場棟:約16,100坪) | |
店舗面積 | 約56,200m2(約17,000坪) | |
店舗数 | 約220店舗 | |
駐車台数 | 約3,050台 | |
交通 | 南海高野線「北野田」駅(約2.5㎞) 阪和自動車道「美原南」IC 約1km、「美原北」IC 約2.5km |
|
スケジュール | 着工 竣工・開業 |
2021年5月 2022年 秋(予定) |
設計会社 | 基本設計 実施設計・監理 |
株式会社石本建築事務所 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
施工会社 | 店舗棟・外構工事 基盤整備工事 立体駐車場棟工事 |
大成建設株式会社 株式会社竹中土木 IHI運搬機械株式会社 |
環境デザイン | 大成建設株式会社一級建築事務所 株式会社丹青社 |
★21年5月ニュースリリースで発表された計画概要
【施設概要の新旧対比】
名称:(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと堺
計画名称:(仮称)堺市美原区黒山東計画
所在地:大阪府堺市美原区黒山22番1、他106筆
階数:地上4階 →店舗棟:鉄骨造地上3階(店舗1〜3階、屋上駐車場)、立体駐車場棟 鉄骨造3階建て1棟、6階建て2棟
高さ:30.5m
構造:鉄骨造 4棟
杭・基礎 :
主用途:商業施設、付属駐車場(物販、飲食店舗等)
年間来場者想定数:約1,300万人
駐車台数:約3,200台 →3050台
敷地面積:80,392.1㎡ →約74,300㎡
建築面積:45,220㎡
延床面積:174,245㎡ →約145,000㎡
商業面積:約56,000㎡ →約56,200㎡
建築主:三井不動産
設計者:基本設計:石本建築事務所、実施設計・管理:大成建設
施工者:店舗棟、外構工事:大成建設、基盤整備工事:竹中工務店、立体駐車場棟:IHI運搬機械
環境デザイン:大成建設、丹青社
着工:2020年10月(予定)→2021年5月着工
竣工:2022年03月開業(予定)→2022年秋開業予定
従業員約 4,000 人程度の雇用の創出
三井不動産は、開発の方向性として「人・モノ・情報のクロスポイント(交流拠点)となる新しいシンボルの創出」を掲げています。美原都市拠点の一部である本地区へ大型商業施設が立地することにより、美原区地域の中心核として商業・生活利便・娯楽等の機能を一括して地域へ提供できる他、地区の拠点性、集客力も高められるため、都市計画上も意義があるとしています。(仮称)ららぽーと堺の開業により従業員約 4,000 人程度の雇用の創出が想定されており、地域経済にあたえるインパクトは相当なモノになりそうです。
① 地域雇用の創出
三井不動産の他施設の実例・実績では、9 割以上が地元からの雇用であり、今回計画施設では 従業員約 4,000 人程度の雇用の創出が想定される。
② 地産地消の促進・経済的取引の発生
行政サービスの場の提供やこども支援施設の導入など行政等との連携や、地元店舗の積極的な出店誘致など、地域の魅力発信に貢献することができる。
③ 堺市の税収入の増加
計画施設では、既存商業施設との大きな差別化が可能であり、広域集客の実現による賑わいの 創出が期待できる。また、消費活性化及び周辺都市からの消費流入により、地域商業への相乗効果の発現が期待出来る。
「ららぽーと美原(仮称)」は「ららぽーと和泉」と同等規模?
関西圏にある他の「ららぽーと」と比較するとこんな感じになります。「(仮称)ららぽーと堺」は、「ららぽーと和泉」に近い規模になりそうです。
物件名 | ららぽーと 甲子園 | ららぽーと 和泉 | ららぽーと EXPOCITY | ららぽーと堺 |
所 在 | 兵庫県西宮市 | 大阪府和泉市 | 大阪府吹田市 | 大阪府堺市 |
店舗面積 | 約 59,000 ㎡ | 約55,000 ㎡ | 約 71,000 ㎡ | 約56,200㎡ |
店舗数 | 約 150店舗 | 約 220店舗 | 約 310店舗 | 約 220店舗 |
開 業 | 2004年11月 | 2014年10月 | 2015年11月 | 2022年秋(予定) |
店舗売上 (2017年度) | 216億円 | 301億円 | 532億円 | ?? |
(仮称)ららぽーと堺の年間来場者想定数は約1,300万人で単純計算で一日あたり3.56万人が来店する事になります。近くに駅が無く来店者のほとんどがクルマを利用する事なるので、オープン後は周辺道路がかなり渋滞すると予想されます。
三井不動産は親子3世代が1日楽しめる店作り、客を飽きさせない為定期的にテナントを入れ替えなど、ファミリー層にフォーカスした店作りを武器に店舗展開を進めており、関西圏には「ららぽーと甲子園」「ららぽーとEXPOCITY」「ららぽーと和泉」を出店している他、ららぽーと門真(仮称)の出店を計画しています。また、セブンパーク天美が2021年11月17日にグランドオープンするなど、大型ショッピングセンター間の競争は今後ますます激化する事になります。
『ららぽーと門真』に『三井アウトレットパーク』が入居!(仮称)門真市松生町商業施設計画 建設工事の最新状況 22.08【2023年春開業予定】
2022年8月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
建物西側の様子です。天井に無数の避雷針と照明が取り付けられました。
アップで見た様子です。ららぽーとのロゴマークに続いて、入居テナントのロゴの取り付けが始まりました!
建物東側の様子です。
撮影ポイントを変えて、こちらは南西角のメインエントランス付近の様子です。植栽が始まっていました。
反時計回りに建物周辺を見て行きます。メインエントランスの南側には子供の遊び場が出来るようです。
H&M、TSUTAYA、ABCマート、GU、UNIQLO。
屋上駐車場に繋がるスロープの様子です。
建物南東側から見た様子です。路面ブロックの敷設が行われていました。
さらに反時計回りに移動して、北東側から見た様子です。シンボリックな「ららぽーと」のロゴマークが設置されました!
西側から見た様子です。
最後は駐車場B棟(写真右)と本体を繋ぐ連絡ブリッジと道路の様子です。
オーバーストアですな。。
ため池無くすなんて!と思ったら北側に移設するのか。
向かいにはビバモール新設工事中、まだ周辺道路事情が良くないのにSCだらけですね。
周辺は農地なのでこの物件に関しては、新たな雇用かも知れませんが、ココ最近のSCでは工場跡地等が多く、最低賃金での募集しかなく、相対的に周辺世帯収入低下、貧困世帯増加の原因となっています。
どこもかしこも、SCにモールだらけ。田んぼつぶして、道路拡げて。増えるのは車ばっかり。
すみません、ここを名指しする意図はないのですが、ついに「南河内郡美原町」にも巨大SCできるのか、と。