吹田操車場跡地に移転する国立循環器病センター

001_201408121237157ec.jpg



国立国立循環器病研究センター(国循)は施設が手狭になり老朽化も進んでいる事から、吹田市の旧国鉄吹田操車場跡跡地に移転します。同センターの移転を巡っては吹田市と隣接する箕面市が勧誘を争っていましたが、早期かつ確実に用地確保が可能などの理由から、吹田操車場跡地への移転が決定しました。国立国立循環器病研究センターは、ナショナルセンターと呼ばれる国の高度専門医療施設の一つで、循環器に関するデータは世界トップクラスの蓄積があります。











002_20140812123844e93.jpg

移転建て替え後の国立循環器病センターの様子です。全長約270m、幅約80mの巨大な施設が建設されます。新病院は地上13階、延床面積約114,700㎡(病院約79,000㎡、研究所・研究開発基盤センター約35,700㎡)、ベッド数550床の規模に拡張され、外来患者数約700人/日を見込んでいます。














003_2014081212384606e.jpg

吹田、摂津両市にまたがる操車場跡地(約22ヘクタール)のうち、中央に位置する岸辺駅北側の土地約5・8ヘクタールには、市が誘致に力を入れた国循が同市藤白台5丁目から2018年をめどに移転、市民病院も同市片山町2丁目から移転します。吹田市は国立循環器病研究センター(国循)と市立吹田市民病院が移転するのを機に、予防医療に重点を置いた中心街区を整備する「健康・医療のまちづくり」基本方針を策定、
国の医療費の約2割を占める糖尿病や脳疾患などの循環器病の予防に力を入れ、「吹田モデル」として国内外に発信することを目指しています。