JR東日本は、仙台駅東口に高規格なオフィスルを建設しています。JR仙台イーストゲートビルは、地上13階、地下1階、高さ59.95m、延べ面積約25,600㎡のオフィスビルです。計画名称は(仮称)仙台駅東口オフィス。 設計はJR東日本、施工は鉄建建設・大林組JV。 2021年2月に開業する予定です。また、JR東日本グループのオフィスとしては、首都圏以外で初の案件となります。
【出展元】→仙台駅東口開発におけるオフィスビルの建設着手について
→JR 仙台駅直結「JR 仙台イーストゲートビル」が 2021年 2月開業
事業主体 | JR東日本 |
所在地 | 宮城県仙台市宮城野区榴岡 1 丁目 |
敷地面積 | 約 29,000 ㎡ ( 東西自由通路・駅ビル・ホテル・オフィス等の合計敷地面積 ) |
延床面積 | 約 25,600 ㎡ ( オフィス単独 の延床面積 ) |
構造・ 階数・高さ | 鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造・ 地下 1 階地上 13 階・高さ約 60 m |
施設概要 | オフィス賃貸面積 :約 15,500 ㎡ (約 4,700 坪・ 3 ~ 13 階) 店舗 :約 600 ㎡ (約 400 坪・ 1 ~ 2 階) |
設計・監理 | 東日本旅客鉄道株式会社 東北工事事務所 |
運営会社 | 仙台ターミナルビル株式会社 |
JR仙台イーストゲートビルは、 仙台駅直結という利便性と災害に強い性能を兼ね備えた高規格オフィスビルで、1 階エント ランスホールでは地域イベント等を定期的に開催し、仙台駅東口をはじめ駅周辺の活性化に貢献する、としています。計画地は、JR仙台駅東西自由通路から S-PAL 東館を経由しアクセスできるため、雨天時も濡れずに入館可能。この計画の進展に伴い、2017年 11月より営業していた東口暫定開発の「EKITUZI」は、2019 年 3 月 24 日をもって営業を終了しました。
オフィスの基準階面積は約 420 坪、貸室天井高 2.8m。災害に強い性能 ・制震構造を備え、非常用発電機による 72 時間の電源供給です。 また、本線予備線の 2 回線受電による電源バックアップや断水時、停電時においても 3 日間のトイレが利用可能などBCP対応に力がはいっています。また、3階屋外での緑化、断熱効果の高い Low-e 複層ガラスや、昼光センサー調光式LED照明を採用するなど環境にも配慮しています。
2階と3階には、世界各国でコミュニティ型ワークスペースを展開する「WeWork」が東北エリアで初めてオープン。1階には、「ダテリウム」と名づけた吹抜けのエントランスホールが設けられます。「ダテリウム」は東口駅前広場への解放感にあふれた空間とし、オフィスワーカーなどがリフレッシュや待ち合わせ、ちょっとした打ち合わせなどに使えるスペースを設けるほか、地域住民と訪れた人の交流の場となるようなイベントスペースとしても活用する予定でず。
JR仙台イーストゲートビルは、仙石線仙台駅の直上という難しい立地で、工事は予想以上に大変だと思います。既設のメトロポリタン仙台イーストと角度をズラした配置は、このあたりが影響しているのかもしれませんね。