複数の報道機関が伝える所によると、名古屋鉄道など4社が名古屋駅周辺にあるビル群を一棟の巨大なビルに建て替える大規模再開発「名鉄名古屋駅地区再開発全体計画」について、名鉄が2022年度の着工を先送りする方向で最終調整しているとの事です。
事業の中心を担う名鉄は、再開発の工事に必要な行政手続きを3年程度遅らせる意向を、国や市に伝えたとの事です。新型コロナウイルス感染症の影響で都心部の今後のオフィス、ホテル需要が当初予想よりも落ち込む可能性がある為、今後の社会情勢を見極めた上で開発規模を3年程度掛け慎重に検討されます。【出典元】 →名古屋鉄道株式会社 名鉄名古屋駅地区再開発全体計画 →CBCテレビ 名古屋鉄道の名駅エリア再開発計画を公表
名駅再開発、着工延期へ 名鉄などコロナ打撃:中日新聞Web https://t.co/TasAH4o3Ek
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) November 7, 2020
『名鉄名古屋駅地区再開発全体計画』は、JR東海が2027年を予定していたリニア中央新幹線開業に向け、近鉄グループホールディングスなど計4社で周辺を一体開発する計画です。再開発区域の面積は2万8000平方メートル。構想では、名鉄百貨店や近鉄パッセなど6棟のビルを取り壊して南北400m、高さ30階建て程度のビルとして一体開発し、ホテルやオフィス、商業施設などの入居を想定していました。
地下にある名鉄名古屋駅も拡張し、上下一本ずつしかない線路を計4本に増やす駅の抜本的な改良を計画。2022年度の着工を目指し、4社で共同開発する予定でした。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、高層ビルに入るテナントの需要の予測が困難になり、着工時期や規模などを再検討するとみられ、計画の縮小の可能性もあるとの事です。
『名鉄名古屋駅地区再開発全体計画』は、今回のコロナ禍による名鉄や各社の業績悪化、今後の需要予測の不確定さに加え、スケジューリングの大きな要素であるリニア中央新幹線開業が静岡県内で着工出来ない為、2027年の開業が遅れる可能性が高まっている事が大きな原因だと思います。
全国的に、現在着工している、もしくは着工間近の再開発計画は滑り込みセーフで計画が進みそうですが、圧倒的な需要が見込める東京以外は、アフターコロナの新規計画がどうなるか、不透明感が増しています。今後も見直しされる案件が出てくるかもしれません。
延期ですが、これを機にデザインの見直しをしともいいかなと思いました。
これは、ある意味インパクトはすごいです。
タテに伸びるビル群ばかり目を奪われますが、横の広がりについてはなかなお目にかかれない。
大きな壁でしょうかね?初めての感想は??
ナナちゃん人形はどうなるのでしょうか??