IR運営の世界的大手、米MGMリゾーツ・インターナショナルが改めて大阪でのIR(カジノを含む統合型リゾート施設)の展開に意欲を示しました。大阪府・市は、ベイエリアの夢洲にIRの誘致を進めており、国内のIR候補地の中では最有力とされています。MGMをはじめ複数の海外企業はIRの進出地として大阪を第一候補にあげており、実現する可能性が最も高くなっています。今回、改めて公表されたMGMの大阪IRの完成予想パースは以前のモノに比べるとかなり現実的なプランに落とし込まれている印象を受けました。
※アリー my dearさんから情報を頂きました、ありがとうございました!カジノを含む統合型リゾート施設(IR)運営の世界的大手、米MGMリゾーツ・インターナショナルは6日、大阪市内でIR建設に関する報道向け説明会を開催した。来日したムーレン会長は、高層ビルと巨大施設が組み合わされた施設のイメージ図を示し、「大阪は(京都など)国内有数の観光地に近く、交通網も整備されている。国内外から観光客を引き込むことができる」と述べ、大阪でのIR建設実現に意欲を示した。
出典:産経WEST

以前にも書きましたが、日本初の本格的なIRは大阪夢洲以外に考えられないと思います。まず、候補地である夢洲の立地条件ですが、外部から隔離された広さ280ヘクタールの巨大な人工島は周辺環境の悪化も無く、鉄道系のインフラ整備も比較的容易で都心へのアクセスに優れ、近くに世界的なテーマパークや24時間オープンの国際空港もあり、1人当たりのGDPが3万8千ドル以上を持つ都市圏人口約1700万人の巨大市場が、東京ベイエリアの約1/4の地価で手に入るとあれば、もう外資が飛びつかないわけがありません。海外のIRの事業者はおそらく日本側の対応の遅さに不満を抱いていると思います。それでも大阪への進出に対して、積極的な姿勢を示し続ける理由は、非常に有望な市場なんだと思います。


