超高層ビルへの建て替えが計画されている「大阪三菱ビル」の再開発「堂島浜一丁目地区」の新情報です。大阪市は2020年1月30日に、大阪都市計画都市再生特別地区の変更案を公示し、大阪三菱ビルがある「堂島浜1丁目地区」約0.5haが追加される事が明らかになりました。建築物の容積率の最高限度は1600%に引き上げられ、高さの最高限度は高層部147m、中層部が81mとなります。
令和元年度 第5回大阪市都市計画審議会 会議録内に、(仮称)御堂筋プレゼンテーションギャラリーや、船着場の整備等の記述があり、新ビルの中層階に展望施設が導入され、南側の堂島公園から繋がる場所に船着場が整備される事があきらかになりました!
【出展元】
→令和元年度 第5回大阪市都市計画審議会 会議録
→大阪都市計画案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します
※しろきちさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
大阪のダイナミックな都市景観を一望できる展望機能
フェニックスタワーから見た御堂筋
新ビルの中・低層部には高規格オフィスの導入が予定されており、ホテルとの切替え部分に、大阪の観光・文化の発信等を行う、(仮称)御堂筋プレゼンテーションギャラリーが整備されます。ギャラリーでは、例えば大阪の都市の模型を展示するなど、大阪のまちづくりや歴史の紹介等を行います。また御堂筋や中之島、阪神高速道路など、大阪のダイナミックな都市景観を一望できる展望機能を持ち、新たな新名所となることが期待されます。新ビルの中・高層部に整備さるホテルは540室以上の規模なので、新ビル上半分がホテル・下半分がオフィスといった構成になりそうです。展望施設は中層部付近の地上80m付近でしょうか?
堂島公園からつながる船着場を整備
再開発と船着場がセットになった「ほたるまち」
敷地南側に位置する 堂島公園を改修し、水辺が感じられる広場や休憩できる場等を整備するとともに、日常の清掃など、将来にわたって維持管理が行われます。また、堂島川に隣接するという立地特性を生かし、堂島公園からつながる船着場の整備します。船着場の活用の方向性ついては、現在、関係機関と協議中です。例えば、本地区とユニバーサルシティポートや夢洲等の臨海部とをつなぐ航路、道頓堀周辺を周回する航路、大阪城周辺とをつなぐ 航路などを想定しており、この実現により、水都大阪の活性化や水辺の 魅力創出を図って行きたいとの事です。
この船着場は堂島大橋の改修により大江橋側とベイエリアを結ぶ航路が開けた事に呼応する計画だと思われます。これにより、USJ〜ほたるまち〜大江橋〜天満橋〜大阪城のラインを繋ぐ最強の観光航路が整備する事が可能になります。