地下機械式立体駐輪場(サイクルツリー)


阪急西宮北口駅の北側に、近畿圏の地自体としては初となる立体機械式地下駐輪場が完成し、2010年10月から利用が始まりました。総工費は3億5500万円。


 




この地下機械式立体駐輪場は、地下20メートルに設置された2基の筒状の施設に放射状に自転車計480台を収納する事が出来ます。

【引用元】→JEFエンジニアリング株式会社HP、以下同じ。




JEFエンジニアリング社が開発した、この地下機械式立体駐輪場のニックネームはサイクルツリー。なかなかカッコイイ名前です。近年の技術革新により実現可能になった21世紀型の駐輪場で、地下空間を立体的に活用する為、地上部の専有面積が非常に少なく済む事が最大のメリットです。また、駐輪する自転車やバイクは地下空間に格納されるため盗難される恐れがほとんど無いのも画期的です。










サイクルツリーの利用にはICタグとカードが必要です。入庫の際、レールに自転車をセットしてボタンを押すと自動で入庫口に吸い込まれて行きます。また、出庫時はICカードをかざすと、入庫時に登録されたロケーションにある自転車が引き当てられ約26秒で出場します。


 


 


 


 



僕はこの地下機械式立体駐輪場サイクルツリーを見た瞬間に、「大阪都心の駐輪公害を撲滅する為にはコレしか無い!」と思いました。そして導入する為にクリアすべき課題もすぐに浮かんできました。。。


1、そもそも梅田、心斎橋、難波、天王寺、京橋等の地下にそんな空間があるのか?
2、何処に設置するのか?
3、建設費はいくら掛かり、誰が払うのか?
4、維持管理費はいくら掛かり、誰が払うのか?
5、課金システムはどうする?
6、運用ルールはどうする?(サイクルツリーICタグを付けない自転車の都心乗り入れを全面禁止にする!?)
7、耐久性は大丈夫?
8、朝夕のラッシュ時にスムーズに入出庫出来るの?待ち行列が発生しまくりでは!?
etc….


また、サイクルツリーのキーをPITAPAかICOCAにして、さらに富山市がいち早く取り入れた自転車市民共同利用システム事業(アヴィレ)と組み合わせれば、さらに効果的かも。。などなど、色々と妄想する事しきりでした。


 


それにしても、この地下機械式立体駐輪場(サイクルツリー)。画期的な構造に大きな可能性を感じずにはいられませんでした。


 


 


 


 




【おまけ】



最後は再整備が進む北口駅前公園の様子です。ここは人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台になった聖地として有名でしたが、サイクルツリーの建設工事に伴い、すっかり姿を変えてしまいました。え、今回の記事のネタ、聖地巡礼に行った時に、たまたま見つけた、だけとちゃうの?











・・・正解!